3/17/2024, 12:54:57 PM
気づいたときには
僕は頂点で
君を捕らえ食べ
また次の君を探す毎日だった
いつか僕が飢えて分解されて
新しい芽が咲くときには
小さな白色の花でありたいと願う
弱音を吐くのは君に対して失礼だから
今日も堂々と歩き
幸福で残酷な役割を全うする
僕の終わりがやってくるその日まで
ずっと
泣かないよ
3/16/2024, 1:07:50 PM
終わることを想像して
始めることせず
さようならという意味で
ありがとうと言い
ありがとうと返す
それが私たちの共通言語だった
怖がり
3/15/2024, 1:57:28 PM
通学路をちょっと外れた学校の帰り道
おばあちゃん家のあまり入ったことのない部屋
文房具がたくさんある本屋さんの片隅
ちょっとどきどきして
なんだかきらきらして
時間はどこかに忘れてしまった
わたしのときめきの宇宙
今、私は星か飛行機かもわからない
ぼんやりときらきらした空を見上げている。
そしてそっと目を閉じ、
いつもより優しく息を吸う。
星が溢れる
3/14/2024, 12:33:18 PM
魚は水の中で
どのような世界が見えているのだろう。
照らされた光が、
ゆらめいたりしているのだろうか。
狭く広い水槽の右下にいる君の瞳は
変わらず落ち着きを払い続けている。
いろんな角度から向けられる
私達の瞳はどのように映っていますか。
どこまでも深く安らかな瞳に
水槽は反転する。
安らかな瞳
3/13/2024, 11:26:41 AM
昔から苦手だった。
ずっととか、一生とか。
そんなの簡単に誓えないのに
なんだか当たり前みたいで。
ただ今は思う。
ずっとってなんだろうね。
いれるかな。
いれるかもね。
今日みたいに肉まん食べて帰ったりしてるのかな。
ピザまんかもね。
焼き鳥って手もあるね。
帰ったらアイス半分して食べよっか。
今だけでもいい。
あなたとそんな話をしたいと。
ずっと隣で