torisugari

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3/16/2024, 1:07:50 PM

終わることを想像して
始めることせず

さようならという意味で
ありがとうと言い
ありがとうと返す

それが私たちの共通言語だった


怖がり

3/15/2024, 1:57:28 PM

通学路をちょっと外れた学校の帰り道
おばあちゃん家のあまり入ったことのない部屋
文房具がたくさんある本屋さんの片隅

ちょっとどきどきして
なんだかきらきらして
時間はどこかに忘れてしまった
わたしのときめきの宇宙

今、私は星か飛行機かもわからない
ぼんやりときらきらした空を見上げている。
そしてそっと目を閉じ、
いつもより優しく息を吸う。


星が溢れる

3/14/2024, 12:33:18 PM

魚は水の中で
どのような世界が見えているのだろう。

照らされた光が、
ゆらめいたりしているのだろうか。

狭く広い水槽の右下にいる君の瞳は
変わらず落ち着きを払い続けている。

いろんな角度から向けられる
私達の瞳はどのように映っていますか。
どこまでも深く安らかな瞳に
水槽は反転する。


安らかな瞳

3/13/2024, 11:26:41 AM

昔から苦手だった。
ずっととか、一生とか。
そんなの簡単に誓えないのに
なんだか当たり前みたいで。

ただ今は思う。

ずっとってなんだろうね。
いれるかな。
いれるかもね。
今日みたいに肉まん食べて帰ったりしてるのかな。
ピザまんかもね。
焼き鳥って手もあるね。
帰ったらアイス半分して食べよっか。

今だけでもいい。
あなたとそんな話をしたいと。


ずっと隣で

3/13/2024, 2:12:57 AM

あぁ、そうか。
あの時から私は君の言葉を
記憶に書き込むことを辞めたのか。
私の言葉が君の記憶に
書かれていないことを知って。

今日も笑顔で君の横に座って
残らない言葉たちを君に話し
残さない言葉たちを君から聞く。

しゃぼん玉のように消えていく言葉たちの中で
私の中に硝子の破片のように残る言葉だけは
この先もずっと残り続けるのだろうか。

そうであればいいなと思う。


もっと知りたい

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