ルイルイ

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9/27/2024, 4:24:00 AM

日中、まだまだ暑いけれど
陽の沈む時間は早くなってきているし
早朝や夜は涼しげな空気が漂っている

あんなにも五月蝿かった蝉の声も
いつの間にか止んでいる

暑いか、寒いか。
秋なんてない。

そう思いがちだが

私には
端々に秋を感じられる気がするのだ

ちいさな、ちいさな秋を。


───『秋🍁』(2024.09.26.)

9/26/2024, 9:28:57 AM

病に伏せてからどれだけ経っただろう。

唯一の楽しみと言えば
窓の外を眺めること。

遠くの山々は季節の移ろいを見せる。
青く広い空は一日の時間の流れを見せる。

人の営みも同じように。
朝、昼、晩で変わる。

時が止まっているような
部屋から見える景色は

いっそう、輝いて見えるのだ。

9/25/2024, 5:29:16 AM

目には見えないし
触れることもできない

でもたしかに、そこにある

信頼、絆、愛

綺麗なものばかりじゃない

悪意、嫌悪、不安

悪いものも当然ある

心に残るものは
いつも暗いことだけど

良いことも、しっかりと受け止めていきたい。

『形のないもの』

9/24/2024, 9:16:56 AM

近所の公園にある遊具。

ブランコに、滑り台。
シーソー、あと…タイヤ?みたいなやつ。

幼い頃は夢みたいな場所だった。
その中でも印象的なのは

大きな、ジャングルジム。

最近では危険だから、というので
撤去されつつある遊具たち。

命に関わるものはと思わないこともないが
遊びの場をなくすのは
子どもたちにとってどうなんだろう。

大人になった今では関係の無いことを考えながら
入口近くにあるベンチに腰掛けた。

昔より身長も伸びて、
こんなにも小さな世界だったのかと思う。

周りには誰もいない。
少しだけ、と立ち上がり鉄の棒を掴み足をかける。

あの時より冷静に動ける。
でも、あの時よりも視線が高くて、怖い。

結局、てっぺんまでは登れなかった。

9/23/2024, 9:13:53 AM

声が聞こえる。

遠く、私を呼ぶ声が。

ひどく、ひどく寒い。
体も動かない。

何をしていたんだっけ。

たしか──…


そうだ、戦い続けていたんだ。

みんなを守るために。
仲間と、共に。

けれど、そう簡単に事が運ぶわけもなくて。
敵の凶刃に倒れてしまった。

かなりの致命傷。
もう、目を開けることも億劫なぐらい。

意識が途切れそうになる。
私を呼ぶ声は、止まない。

諦めるわけには、いかない。
みんなの為に。

私の為に。

その声に、応えよう。

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