｢ここではないどこか｣

遠く遠く。
生まれてから今に至るまで
長い旅をしてきたけれど。


今もまだ探している。


ここではないどこかへ行けたらと
何度願っただろう。


助かる術は自分にしかないと
誰もが知っていながら
悪路を進む。

どこか遠くへ。
次のステージへ。

｢君と最後に会った日｣


いつか忘れてしまうんだろうか。
今日という1日があったこと。

最後に会った日から
幾日が経っただろう。


この出会いは幸か不幸か。
吉と出るか凶と出るか。



人生が終わるその時に
全て良かったと思えるように
生きていきたい。

｢繊細な花｣

触るたび、
1つまた1つと、
花弁がするりと落ちていく。


傷つき傷つけ合い、
いずれ枯れてしまう運命か。



終着点はどこにあるのか。

終わるなら終わって欲しいと願う。




悲しみもいつかは満開の花になると信じて。

｢1年後｣

今日という日は
二度とやって来ない

明日になっても
明後日になっても
来年になっても


毎日はびっくりするほど
流れていく
流されていく


1年後には何が起こるか
願わくば
幸せよ待機していておくれ

｢子供の頃は｣

何もかもが楽しかった。
何もかもが怖くなかった。

いつからこんなに
怖くなったんだろう。



未来はあるか？