#意味が無いこと
僕は生きる意味が分からない。
生きる意味というか、生きなければならない理由が。
だって、僕が死んだところで誰が悲しむというのか。苦しむというのか。
むしろ、誰が気にするというんだろう。
だって、僕は友達もいない。家族にも見捨てられた。
知人も少ないし、連絡先を知ってる知人なんか無に等しい。
僕はなんで生きてるんだろうか。
僕が、生きる意味は、理由は、無いんだ。
#あなたとわたし
あなたとわたしは表裏一体。
あなたはわたしで、わたしはあなた。その事を忘れてはダメよ。
昔見た夢の中で聞こえたこの言葉。
意味は未だに分からないけれど、もしも忘れてしまったらどうなってしまうのか。
僕は今でも気になっている。
#哀愁をそそる
古びて朽ちかけた人形は哀愁をそそる。
所々補修された所を見るに、きっと昔は持ち主に大事に大事にされていたのだろう。
しかし、持ち主が何らかの理由でこの人形を手放さなくてはいけなくなってしった。
そんなあったかも分からない物語を考えて、オリジナリティをだし、文章にして売る。
それが俺の作家としての仕事とは分かるものの、この人形が俺の部屋にいる。
それだけは勘弁して欲しかった。
なぜ、こんな人形がここに?
お前はその答えに、だって面白いのよその人形。髪が伸びたり、お喋りしたりするらしいわ。次のあなたの本の題材になるんじゃないかと思って。と微笑んだ。
そうか。俺がそう答えると、嬉しいでしょうと言ってたけど、こんな人形を貰って喜ぶやつがいるかと怒りたくなった。
はぁ、俺の妻はやはりどこかズレている。
#鏡の中の自分
鏡の中の自分がこちらに笑顔を向ける。
鏡の世界はとても魅力的なのよ、とちらりとあちらの世界を鏡に映し出す。
鏡の中の自分の周りには、笑顔が溢れていて、あちらの自分は色んな人から愛されていることがわかった。
羨ましい
あれだけの愛は、こちらの世界で私は貰えなかった。
私も、愛されてみたい。
私は鏡の中の自分が言うままに鏡に手を触れた。
#永遠に
永遠にあなたは私のモノ。
僕にそう言って微笑んだ君は、僕を捨てて他の男の所へ行った。
ねぇ、僕は君のものなんでしょ?
だったら僕の事も連れて行ってくれなきゃダメじゃないか。
うっかりさんだなぁ…。
大丈夫、今すぐ君の所へいくからね。まってて