バカみたい。
まるで愛みたい。
高校生男子二人組が話していた
A「なんかさ」
「用事があって、
どうしても外出しなければならないときに限って大雨だったり、
疲れて早く帰りたいときに限って電車が運転見合わせで
あげく別の路線で遠回りして一駅歩いて帰らなきゃ
ならなくなったり、
勉強がんばらなきゃならないときに限って信じられないほど
多くの邪魔が入ったりしてなかなか集中できなかったり」
「こういうのって、なんなんだろうな?」
B「うーん、偶然としか考えられない。
いや、偶然という名の必然かもな。」
A「必然?」
B「そう。神がわざと試練を与えてるとしか考えられなくないか?」
「偶然としてはあまりにもタイミングが悪すぎる。」
「つまり神のちょっとしたいたずら心というか、試してるとしか考えられない。」
B「なぜなら、悪いときが一つ起こると必ず立て続けに悪いことが重なる のは俺もよくあるからな」
A「そうなのか?」
A「そういうときはどうするんだ?」
B「」
つづく
月夜
中華街で食べ歩きしたい
食べ放題も食べたい
いっそ近くに引っ越したい
いっそ中華街を食べたい
けど、近くにあると案外行かないものだから
やっぱり住み慣れた街でいいや
この場所で
仕事終わり。
一日の疲れを癒そうと
ふと見たアマプラが面白かったり、
好きな女優を見て素敵だなと思ったり、
ヨーロッパの片田舎に惹かれる私は、
いつかトスカーナに行ってみたいと思ったり、
アメリカも横断したいと思ったり、
その前に今週末は雰囲気のいいカフェで固めプリンを食べたいと思ったり、
久しぶりに映画を観に行きたいと思ったり、
自然の中にも行きたいと思ったり、
ゲームに燃えてみたいと思ったり、
ひそかに想いを寄せるあの人が優しかったり、
恋してみたり。
人生は楽しい。
願えば何にだってなれるんだ。
さあ、今を思いっきり楽しめよ。
溢れる気持ち
17時過ぎたらもう真っ暗
まだ春は遠い
なんて思いながら夜空を見上げたら
月が紫色に染まっていた
違う、いつもの月は黄色いままだ
その晩、月がなぜか二つあった
紫色と黄色が混じった夜に
二つの月に背を向け安全であることを確認すると
私は宇宙について考えた
特別な
夜
完