5月は好きだ。
新緑の匂いが心地いい。
この匂いは、一年中で5月にしかない。
だから、毎年の楽しみだ。
気温も暖かくなり、
かすかに夏の始まりを感じさせるこの季節。
花粉も終わり、ピリピリしていた気持ちもゆるむ。
ちょっと余裕が出てくる。
そうなのだ。
それでいいのだ。
すべてに恐れなくていいのだ。
たとえ恐れおののき、緊張しても、
そのあとに弛緩すればいいのだ。
ゆるめればいいのだ。
おそれるなかれ。
そうして、5月の初々しい芽吹きの夜風に吹かれ、
溶けていった。
それだけで、よかったのだった。
優しさだけで、きっと
完
バカみたい。
まるで愛みたい。
高校生男子二人組が話していた
A「なんかさ」
「用事があって、
どうしても外出しなければならないときに限って大雨だったり、
疲れて早く帰りたいときに限って電車が運転見合わせで
あげく別の路線で遠回りして一駅歩いて帰らなきゃ
ならなくなったり、
勉強がんばらなきゃならないときに限って信じられないほど
多くの邪魔が入ったりしてなかなか集中できなかったり」
「こういうのって、なんなんだろうな?」
B「うーん、偶然としか考えられない。
いや、偶然という名の必然かもな。」
A「必然?」
B「そう。神がわざと試練を与えてるとしか考えられなくないか?」
「偶然としてはあまりにもタイミングが悪すぎる。」
「つまり神のちょっとしたいたずら心というか、試してるとしか考えられない。」
B「なぜなら、悪いときが一つ起こると必ず立て続けに悪いことが重なる のは俺もよくあるからな」
A「そうなのか?」
A「そういうときはどうするんだ?」
B「」
つづく
月夜
中華街で食べ歩きしたい
食べ放題も食べたい
いっそ近くに引っ越したい
いっそ中華街を食べたい
けど、近くにあると案外行かないものだから
やっぱり住み慣れた街でいいや
この場所で
仕事終わり。
一日の疲れを癒そうと
ふと見たアマプラが面白かったり、
好きな女優を見て素敵だなと思ったり、
ヨーロッパの片田舎に惹かれる私は、
いつかトスカーナに行ってみたいと思ったり、
アメリカも横断したいと思ったり、
その前に今週末は雰囲気のいいカフェで固めプリンを食べたいと思ったり、
久しぶりに映画を観に行きたいと思ったり、
自然の中にも行きたいと思ったり、
ゲームに燃えてみたいと思ったり、
ひそかに想いを寄せるあの人が優しかったり、
恋してみたり。
人生は楽しい。
願えば何にだってなれるんだ。
さあ、今を思いっきり楽しめよ。
溢れる気持ち