友達とは、都合のいい関係である。互いに利用し合い、時には騙す。ある意味、助け合いと言えなくもない。どこまで、行っても他人で、一方的に大事な友達だと、思っても向こうしたら違ったことなんて、多々あるのだ。仮に、真に友達だったとしても、時間が過ぎれば、思いは薄れ、友達からただの知り合いになりざがるだろう。もし、一生互いが友達だと思い合い続ける関係があるのなら、ある意味、奇跡の関係なのかもしれない。
ーお金を借りてまで、会わないといけない人ー
行かないで下さい。どうかお願いします。お金がないんです。どうしても、会わなきゃいけない人がいるんです。お金を貸して下さい。後で絶対、返します。今しかないんです。どんな事でもやります。土下座もします。靴なめもします。臓器も売るのでお願いします。
そこまでする理由ですか?毎日、仕事して、食べて、風呂入って、寝て、また仕事の繰り返しの生活にうんざりしてたんです。そんな時に出会ったんです。天使に。たまごちゃんて言う名前のアイドルなんですけど、これが可愛くて、毎回グッズを買い込んでいるんですよね。これから、イベントが有りまして、また、グッズを買い占めないといけないんです。僕のアイドルなので。あー待って下さい。行かないで下さい。
小さな小屋に入れられ、ひたすら産まされる毎日。もううんざりである。自由になりたい。どこまでも続く青い空を飛び立ちたい。左右の羽を必死に羽ばたかせても、望む世界にいけない、もとかしさを感じる。
どうしてなんだ?毎日、毎日、穴が痛すぎる。もう、無理だ、限界だ。あいつら、鬼畜すぎるだろ。今日は、中々産まないなぁ、じゃないよ。こっちだって体調があるんだよ。ちゃんと、血がながれてるの。生きてるの。本当、生き物して見てないよね。怖いわー。あー、自由に空を飛びたい。
どこまでも続く青い空を羽ばたかせる夢を抱きながら、今日も朝から、コケコッコーと叫ぶ。
衣替えがなんだって?俺様には、必要ねぇーなぁ。
何故かって?替える、衣がないからなぁ。
裸、最高ーーーーーーーーーーーーーー。
時期に男は、産まれたての姿で、パトカーに座ることになる。
あーあーあーあーあーあーあーーあ
声が枯れるまで、叫ぶ。
心の濁りが消えるまで。