ルール
4日目ー
何をやっても、どうにも空しい。
そういう日を過ごすこともある。
今日、私の行ったことが後の日の何につながってくるのか。
そんなことは私にはわからない。
今できることをやるだけだ。
良いか悪いか、それだけを考えて生きることなんてやめて、
大事なことを行えるものになるために、
生きる。
今日の心模様
3日目−。
私はとても不快に感じている。
1日の終わりに、
人への敬意のない振る舞いに遭遇すると、
楽しく過ごした時間を濁される。
心底辟易する。
束の間のできごとと知りながら、束の間しか生きていない私には、
この不快感がとても長い物語のように感じてしまう。
とはいえ今日私は、したいと思ったことをいくつもできた。
美しいものをたくさん目にし、
美しい音楽を耳にし、
たくさんの人と話をした。
こうしたことは束の間のことではない。
つづいていく物語に集中しよう、
明日がもうそこまで来ている。
たとえ間違いだったとしても
「怖くないよ!!」
彼の真剣な声色は私の心に届いてしまったようだ。
本気で生きている人間は、誰がばかにしようと、
もはやそういう存在ではないのだということを垣間見た。
私にも彼のような熱さはあるだろうと思いもするが、
さて、今日はついにマルハナバチに触れてみた。とてもふわふわしていた。
風にふかれ、何度も花からずり落ちていたが、懸命に花粉を集めていた。素晴らしい。
それも苦しそうではないのだ。いたって平然と、楽しげですらあった。
懸命だからといって熱苦しくなる必要などないことを学ばせてもらえた。感謝。
「うおおお、ありがとーーー!!」
と叫んでいたら人に声をかけられてしまった。
とりあえず何事もなかったように「こんにちは」と挨拶しておいた。
雫
が落ちている。
散歩でもしようかと踏み出した私の足を遮るように。
すくいあげようか、無視したものか思案する。
シアンバター。
今朝いれたコーヒーはもうひとつであったな。
それが雫となって足元に落ちたのだろうか。
とりあえず歩き出そう。
挨拶を交わすだけの交友など何が楽しいものだろうか。
しかし話し込むのも大変骨が折れるものだ。
それで私は鳥を眺め、花を愛でている。
今日はとても暑い。ぎんぎんぎらぎらの春なんです。
目が合って笑うということの中に含まれるものを解き明かしていく。
何もいらない
そんなわけない
羊が草を食んでいる
ぷちぷちかみちぎって美味しそう。
私はと言えば、たくさんのおいしいお菓子を食べて幸せだ。
口の中いっぱいに広がるベリーの香り。
なんと幸せなのだろう。
一口目の紅茶とのマリアージュ。
フォークの使い方がわからないから。
マルハナバチが飛んでいる。もふもふしていてかわいい。
ボーダーコリーは留守をしているので会えない。
ビニール傘に乗っかってツバメが羽を繕うよ。
夢中になって人が立っていることにも気づかない。