短編小説 しらたま

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7/14/2024, 10:55:49 AM

人は手を取りあって生きるべきです。



これは小学生の時に植え付けられた道徳に過ぎないと思っていた。

私を助けるのは私か他人。

私を苦しめるのは他人か私。

結局自分で救っているんだ。

抑圧、合理化、同一視、投射、反動形成、逃避、退行、代償、昇華。

フロイトは素晴らしい人物だ。複雑な感情をこうもまとめてしまう。

でも、これを見る度思うんだ。

~ 私は自己防衛すら出来ていない ~

自己嫌悪に駆られる毎日。そんなのはつまらない。

なんかもういいや。

さよなら。世界。


今日も私は人を殺した。

7/11/2024, 1:41:31 PM



寝入り故

通知を1つ

見過ごした

彼女の訃報

後悔の朝

7/10/2024, 2:39:49 PM

目が覚めると草原が見える。遠くに並ぶ山々でさえも存在感は無いに等しい。

僕はいつも通りに薪割りをしたり川に魚用の罠を仕掛ける。

家では鋳型を用いてナイフを作っている。

井戸から組み上げた水はとても美味しかった。

それを料理に使う。


そしてぐっすりと眠る。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


目が覚めると天井が見えた。
夢は自身の理想郷に過ぎないのだ。

6/15/2024, 2:56:24 PM

親友と喧嘩した。きっかけは小学生のようだった。
高校生で初めて出来た友達ととても仲が良かった。毎日挨拶を交わし、無駄口を叩き、予鈴がなるまで一緒に話して……。瞬きをして涙が出ていたことに気づいた。これまでの日々が無くなってしまう未来が視えてしまった。

「本当は好きな本を語りたいだけなのに…。」

視えた未来は大体変わらない。体が恐怖で最悪のイメージを助長し、心を真っ暗闇に連れ込んだ。

6/3/2024, 11:03:47 AM

失恋ってその気持ちが失われることでは無いんだよね。
だから失うんじゃ無くて自ら捨てるんだら。その思いを。

恋は冷めたか捨てたかでしか終わらないんだよ。

人は感情に名前を付けたがる。でもそれは言葉がその人の想いの全てでは無い。きっと本質は汲み取るしかないんだよね。

つまり、気持ちは人が豊かに生きている証拠なの。
それだけだ。

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