【旅路の果てに】 ※微ホラー(?)注意
家出した。もう、あそこにはいたくない。靴も履かずにケータイとキーホルダーだけ持って出た。
目的地なんてない。ただ走る。雨の中。気がつけば
俺「ここ…どこだ?」
全く知らない町。いったいどれだけ走っただろう。
?「グイッ」
ッ!!…は?見知らぬ少女。俺よりは年下だ。
俺「お前、ここの町の人間か?」
少「えぇ、そうよ。ここは大きな町。さぁ、」
『おいで』
まずい…!直感でそう思った。理由なんてない。ただ、まずい。それしか頭になかった。
俺「う、うわぁぁぁぁ!!」タッタッタッ
気がつけば全速力で走っていた。さっきまで走っていたのに。まだ、体力があったのか。
タッタッタッタッタッタッタッタッタッタッタッタッ
少「あ~あ。」
『あと少しだったのに…!』
その声を最後に、俺の意識は途絶えた。
END
【あなたに届けたい】
あなたに届けたい言葉を手紙にしました。
受け取ってくれるかな。
あなたに届けたい言葉を歌詞にしました。
伝わってくれるかな。
あなたに届けたい言葉をラインしました。
既読はつくのかな。
あなたに届けたい言葉を口にしました。
きっと届くかな。
あなたに届けたい。
あぁ、お空のあなたに届きますように。
END
【I love】
先「それでは、隣の人とペアで軽く英会話をしてみ
ましょう」
三時間目の英語の授業。俺はそんな好きじゃない。まず、先生が得意ではない。何かとすぐ怒鳴るし…
まぁ、それはひとまず置いといて。隣の席はマナカ。外国で生まれて6歳から日本の生活らしい。(今は中学1年生)
俺「Hello Manaka.」(こんにちは、マナカ。)
マ「Hello!」(こんにちは!)
俺「I’m Shin.」(私はシンです。)
マ「Oh,Shin! nice to meet you!」
(あぁ、シン!よろしくね!)
俺「 nice to meet you.」(こちらこそ)
マナカは英語が上手い。さすがだなぁと思う。
~放課後~
俺「はぁ…」
何で居残りしなきゃいけねぇんだよ…。まぁ、課題やってない俺が悪いけどさぁ~。
マ「シン?」
俺「…ん?あ、マナカ。帰ってなかったのかよ。」
マ「うん。ちょっと忘れ物。」
俺「そっか。」
マ「~~I love you.」
俺「は!?」ガタッ
マ「ビクッ…シン?」
俺「おまっ、今、なんて…」
マ「?…あぁ~。I love you! This is sing word」
(これは歌の歌詞よ)
俺「シングワードって…マジでビビった。」
マ「ふふっ。I love you! see you~!」タッタッタッ
あいつ…からかいやがって…!って何で俺、こんなマジになんてんだよ。
END