【旅路の果てに】 ※微ホラー(?)注意
家出した。もう、あそこにはいたくない。靴も履かずにケータイとキーホルダーだけ持って出た。
目的地なんてない。ただ走る。雨の中。気がつけば
俺「ここ…どこだ?」
全く知らない町。いったいどれだけ走っただろう。
?「グイッ」
ッ!!…は?見知らぬ少女。俺よりは年下だ。
俺「お前、ここの町の人間か?」
少「えぇ、そうよ。ここは大きな町。さぁ、」
『おいで』
まずい…!直感でそう思った。理由なんてない。ただ、まずい。それしか頭になかった。
俺「う、うわぁぁぁぁ!!」タッタッタッ
気がつけば全速力で走っていた。さっきまで走っていたのに。まだ、体力があったのか。
タッタッタッタッタッタッタッタッタッタッタッタッ
少「あ~あ。」
『あと少しだったのに…!』
その声を最後に、俺の意識は途絶えた。
END
1/31/2024, 1:45:20 PM