4/10/2024, 8:34:52 AM
正しさの変動
誰よりも、ずっと正義を貫いていたのに
正義はきっと、僕を嘲笑っていたのだろう。
保身のため。と強く握っていたナイフの柄には鋭い刺があった。返しの付いたその棘は僕がナイフを手放すことを許してはくれない。
僕が纏っていたはずの甲冑は既に朽ち果てていて親切にも僕の弱点だけをはっきりと映し出していた。
4/3/2024, 2:04:59 PM
一番大切なものを一つだけ決めるとしたら、キミは何を選ぶ?
そう問うと君は純真無垢な顔を傾けてこう答えるんじゃないだろうか。
そんなのは選べないよ。家族は大切だし、貴方を含めた友人もペットだって私の周りの人やものはみんな大切なものだもの。
人一倍優しくて謙虚な君はそこに自分を含めない。その優しさと謙虚さが君をさらに追い詰める。
だから僕は君を守りたい。君が自分以外の全てを大切にすると言うなら僕は君だけを大切にしたい。
3/26/2024, 10:21:53 AM
ないものねだりをしてしまうのはどうしようも無い人間の性。
ただ出来ることがあるとするならば、今あるものが無くなった時それを後悔しないよう努力することでは無いだろうか。
3/26/2024, 1:35:24 AM
歳を重ねるにつれて物分りは良くなってくように見えるが、実際には諦め方を覚えただけ。
幼少の頃、簡単に自覚できたはずの「好き」という気持ちは今では何処にしまったのかも思い出せない。
3/24/2024, 5:20:04 AM
特別な存在
朝な朝な
廊下を軋ます
スリッパの音
ふいにピタリと
止まって消えた