いもパイン

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7/17/2024, 2:53:09 PM

遠い日の記憶

私が貴方に初めて出会ったとき、貴方は私から、遠ざかった。その時の私は、全く動じず、他の人と話していた。でも、どうしてか分からないけど、話してみたいと思っていた。だけど、上手く体が動かず、話しかけることができなかった。
ある時、話す機会を作れた。私と話す貴方は、ずっとにこやかだった。
私の目に映った、あの日の貴方の笑顔は、他の誰よりも美しかった。またあの笑顔が見れるのなら、私は何でもする。

7/16/2024, 1:20:00 PM

空を見上げて心に浮かんだこと
君と離れてるな、僕。
眩しいだろうな、僕。
派手だと思われてるんだろうな、僕。
本当は、隠れたくて光を撒き散らしてるんだけどね、僕。
皆に敬遠される存在になりたかったな、僕。
誰にも知られずに、ひっそりと生きる自分が好きで、そうなりたいと日々願ってた。
けど、もう既になれてるのかもね。
でもでも、すごく僕のことを知ろうとしてくる子も居るんだよ。僕はこういう子が、あまり得意ではないけど、居なくなっちゃうと、寂しい気もする。

私の想像する光の源は、こんなことを言っていた気がした。
涼しい眼差しを向けるあの光を、じっと見続ける大きな一本の向日葵は、幸せなのだろうか。また、一輪の花だけが春をつくるのではないのだから、もっと沢山見てあげよう。美しい、一枚一枚の花びらを。

7/15/2024, 1:02:56 PM

終わりにしよう
形の綺麗な焦げたハンバーグを作る君。刃の重さに怯えなくなった君。すぐにでも折れてしまいそうな針を厚い布に刺しきる君。そんな、不自然な肌色に包まれた君は、頑張って笑ってる。誰の何のための笑顔だろう。僕が頑張るから、まだ寝てていいのに。もう、終わりにしよう?穏便に過ごそうよ。今の僕には、時間が足りないから。僕の願いは、海に吸い込まれていく。僕らを連れていかないで。少しだけでいいから、待っててね。

7/15/2024, 5:20:40 AM

手を取り合って
当たり前な毎日に挨拶する僕は、またあの人と言葉を交わしたい。人の形をした彼女は、彼の形をした人と久々に手を繋いだ。壁に刺さる鎖に繋がれた僕の頬には、紙で切ったような傷跡が残っている。自分の匂いは、もうわからない。いつかもう一度、足で地面を踏みしめてみたい。そして、地面に顔を打ち付ける恐怖に打ち勝って、強く歩みたい。その時は、またあなたと手を取り合って。