NoName

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4/6/2023, 4:29:14 AM

今日のような星空の下で誰かと話をした気がする。
どんな話だったろうか。
誰だっただろうか。
いつだっただろうか。
どこだっただろうか。
なにか大切な話だった気がする。
気になって昨日は眠れなかった。
「眠〜い」
ピーンポーン
「あれ?
 もう17:00?
 寝てた。」
じゃなくて。
「はーい
 どちら様ですか?」
ドアを開けると知らない男の人がいた。
でも何か見覚えがある気がする。
顔はシュッとしてるけど、優しげがある感じのイケメン
「えっと…
 どちら様ですか?」
「憶えてないの?」
「?」
「とりあえず名前…」
「あっ
 俺は“髙橋カイト”」
聞いたこと…ある?
「えっと…?」
「今、年齢は?」
「15」
「2個上?」
「そう。」
「あっ。
 思い出した。」
「あ〜
 よかった。
 合ってた。」
「もしかして
 海ちゃん?」
「久しぶりっ。
 凛。」
笑った姿そうだな
「とりあえず上がって。」
「いやいいよ。」
「聞きたいことあるから。」
「えっ?
 聞きたいこと?」
「ほら上がって。」
「うん。」
「で?
 聞きたいことって?」
「昔に海ちゃんと
 なにか夜に話したなって。
 何話したのかなって思って。」
「あー
 それ…ね」
「?」
「忘れてっていったの忘れてくれてたんだ。」
「もっかい言うのハズいな」
「え?」
「好きです。
 付き合ってください。」
「え…?」
「前はフラれちゃったんだよね」
「えっ?
 私振ったの?」
「うん
 なんか実感ないからごめんって。」
「もったいな。」
「だからまた告白しに来てるんだよ。
 忘れられなかったから。」
「でもいいの?
 私なんかで。」
「凛がいいんだよ
 凜香だからだよ。」
「…はい。」
「え?」
「はい!」
「…」
「よろこんで。」
「指輪は買えなかったから」
海ちゃんがネックレスを持っている。
小さな星型のチャームがついた。
「あの星空思い出しちゃって。
 これあげる」
「かわいいー!
 いいの?」
「あげるために買ってきたんだもん。」
「付けたげる。」
「いつでもあの星空を思い出せるね。」
あの
最後のキャンプのときに見た
星空を。
「ありがとう。」

4/4/2023, 5:24:26 AM

1つだけ。
1つだけ欲しいものがある。
物欲。
物欲が欲しい。
何も要らないというこの感情は要らないから。
欲しいものが欲しい。
なにか
なんでもいいから
ほしい。
1つでもいいから。
なにかが欲しいという感情が欲しい。

4/3/2023, 4:51:34 AM

大切なもの。
ひとりひとり違うだろう。
私は?
みんなは?
どうだろう。
なにかあるのかな。
ある人はそれを守るために生きるのかな。
生きる意味があっていいな。
それを守りきれるかどうかは…置いておこう。
生きる意味がない人は、
その守りたいものっていうのがないんだと思う。
大切なものがないんだと思う。
つくる。
そう言ったって。
作る意味がわからない。
生きるために?
生きるために作ってどうするんだ?
生きるために作る。
生きる意味を作るために
作る。
作っるってのはそんなに簡単なことなんだろうか。
みんなは
生きる途中でそれを見つけ
背負って行くんだと思う。
生きる途中。
生きる意味を考えている時点で、
死んでいると思う。
生きていても、
死んでいても、
何も変わらないじゃないか。

生きる意味って?
なに?
みんな
生きるために。
なんか1ミリも考えてないのに。
私だけ。
こんなこと考えてたって。
同情なんかいらない。
哀れみなんかいらない。
生きる意味がほしい。
それさえあれば
みんなと一緒になれるのかな。
みんなが考えていることが少しでもわかるようになるのかな。
こんなこと考えてるのかな。
みんなと同じようになりたい!
みんなみたいに
生きることに必死になりたい!

生きる意味
見つけた。

みんなみたいになるために生きる。
その途中で
大切なものを見つけて
背負うんだ。

4/2/2023, 3:24:59 AM

エイプリルフール。
嘘をついても許される日。
みんなには楽しいのだろうか。
私はいつもと何も変わらないたった一日なのに
みんな
私に嘘をつく
まぁそれは別にどうでもいい。
それでも
私のことを信じないのはやめてほしい。
私が嘘つきだというのはやめてほしい。
全員が全員嘘をついているわけではないのに
無駄に疑うのはやめてほしい。
今までエイプリルフールに嘘をついた事はない。
…と思う。
嘘をつく相手がいないから。
嘘をついても意味がないから。
本当に欲しい情報があやふやになるから。
みんな楽しいのかな。
楽しいって言っておこう。
楽しくないなんて言ってみんなを傷つけたくないから。

これは
嘘か。
エイプリルフール。
私も嘘をツイテイタ。

3/30/2023, 5:12:48 AM

ハッピーエンド。
それは人によって違うと私は思う。
人によって嬉しいことは違うし
悲しいことだって違う。
それを勝手に決めるのは嫌だけど
そういう分け方しかできない。
でも分けるのはどうなんだろう。
分けないで
その人が、本当にいいと思ったものでいいのではないのだろうか。
他人がその人に
自分の価値観を押し付けるのは嫌だろうし
私は嫌だった。
他人に価値観を押し付けられるのが。
「この物語、
 ハッピーエンドだよね~
 この人がこうなって…」
(は?黙っとけよ?
 手前が思ったことなんか自分は興味ないんだよ。)
そう思っていたけど。
人に価値観を押し付けないと
押し付けられて押し付けられて押し付けられて…
どんどん向かってくるそれに耐えきれずに
他人の価値観という重圧に押しつぶされてしまうんだ。
それでも、
そうとわかっていても、
私は他の人に押し付けてしまう。
共感を得たいと思ってしまう。
共感を得ようとしてしまう。
そうすることで誰かが傷つくとわかっているのに。
自分を癒やすために。
自分のために。
押し付けてしまうんだ。
あぁこれじゃあ何も変わらないじゃないか。
私に価値観を押し付けていた人と。
「この物語、
 ハッピーエンドだよね〜
 この人がこうなって…」
本当に何の意味もない。
他人に嫌われるだけなのに。
繰り返してしまう
何回も何回も
何回も。

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