ハウ・キャン・アイ・ビー・シュアー?
女の子たちは、いつも自由だった。
なぜなら、背中に翼が生えていたから。
彼女らは、何も恐れるものがなかった。
『自分たちは永遠に子供だ』
誰もがそう信じて疑わなかった。
大人の女は汚れている。
汚らわしい、大人になんてなりたくない。
大人の背中には翼がないもの。
銃撃も、爆撃も、国境も、民族もない。
女の子は、いつだって魔法の力を持っている。
巨大な黒い雲が世界を覆っても大丈夫。
彼女らは雲の上の世界で茶会をしているから。
『私たちは空から来たんだよ』
だけど、女の子はお母さんが大好き。
大人の女でも、お母さんだけは特別。
でも女の子の国にお母さんは入れない。
強暴な蛇が大人を食べてしまうから。
どうして私はそう思えるんだろう?
ここには、目を覆いたくなるような重なり合う死、死、死、死、死。
メモリーズ
君は出ていった
ある日突然僕の側から去っていった
教えてくれないか?
僕に何ができたのかを
君は知っていたはずだよ
僕が泣き虫なのを知っていただろう?
僕が弱虫なのを知っていただろう?
僕が本当に傷つきやすいヤツだって知っていたはず
君は帰って来ない
もう何もかもが空っぽなんだ、あるのは残り香だけ
教えてくれないか?
僕に何ができたのかを
僕は信じていたんだよ
君がいつも僕の側にいてくれることを
君が実は繊細な心の持ち主だってことを
君が心の底から幸せを願っていたことを
もう泣き疲れたよ
それなのに涙はまだ止まらないんだ
君は白い箱の中で笑顔に眠っている
君の大好きだった花を添えた
ねえ、僕はどうすればよかった?
ねえ、これから僕はどうやっていけばいい?
教えてくれないか?
何が君を遠くの国へ連れて行ったのかを
僕もそこに行けば君と再開できるのかを
いつまでも泣いてちゃいけないよな
君もきっとそれを望んじゃいないよな
分かってる
分かってるよ
だけどお願いだ
いつまでも僕のことを忘れないでおくれ
この弱虫で泣き虫な僕のことをさ
ウィズ・ユー・イッツ・オーケイ
気付かせてくれてありがとう
気付かせてくれてありがとう
それはとてもシンプルなことだったんだ
それはとても小さなことだった
教えてあげてほしい
教えてあげてくれ
君ならきっとそれができる
君なら大丈夫だと思えるんだ
なんて暖かい陽だまりだろう
なんて優しい手のひらだろう
気付かせてくれてありがとう
気付かせてくれてありがとう
今、僕の心はクリアーなんだ
君のおかげだよ
君は聖母
君は救世主
なんて暖かい陽だまりだろうね
なんて優しい手のひらをしてるんだ
気付かせてくれてありがとう
気付かせてくれてありがとう
過去の僕にも教えてあげて
『君となら大丈夫』だとね
ドラッグス
果てしない空虚。
虚無感。
無力感。
寂寥の世界。
停止した時空。
失われた欲望。
廃墟。
振動。
氷山。
炎。
カード
開いた蓋は 二度と 閉じない
砕けた 星に 祈る
タバコの煙 銃口の煙 松明の煙
お前は 臆病者 裏切り者
お前は 恥知らず 躁鬱病
テーブルの上 散らばった カード
真昼の夢 バルコニー 光
ブルーシート 金庫 誰かの吸殻
日焼けした本 コップの花 麻の匂い
お前は 愚者で 病的
お前は 反逆者で 嘘つき
カードを 混ぜて 引け
運が 味方 してくれる
お前なら いつも そうする
逃げてもいい 逃げろ 逃げろ
逃げるんだ 今すぐ ここから
ここは お前に 必要ない
ここは 俺にも 必要ない
ここは 誰にも 必要ない