どうしようもない
恋をしてしまった。
それは、別れれば終われる
という簡単なものじゃなくて…
離れれば、忘れられるという
距離や環境の問題でもなくて…
痛みや喜びを感じると
当たり前のように涙が溢れるような。
そんな、人に
出会ってしまったのだから。
byebye…?
それを伝えても
引きずる思いの質量は永遠に変わる
はずもなく。
またひとつ、夜を越えてしまう。
『お題:byebye』
『どこ?』って
聞ける人が、居るのは
羨ましいな。
聞かれる人も、羨ましいな。
その人の帰りを待っているのかな。
それとも、待ち合わせかな。
この世界には
たくさんの『どこ?』が
溢れているんだね。
子どもも、大人も関係なく。
今日もきっと沢山の人たちが
『どこ?』っていう
やり取りを、しているんだね。
【お題:どこ?】
あたたかな日差しが
私の午後を、優しく照らします。
少し眠気を誘うような
ぽかぽかとした、今日という日は
最高に贅沢な気がする。
窓から眺める景色と
ふわりと風で、大きく膨らむ
レースの薄いカーテン。
キレイなガラス細工の施された
大好きな花瓶は、床で砕けている。
その横に、あの人も転がっている。
パキパキと砕けたガラスを
踏みながら
床に散らばった花を一輪ずつ
そっと拾い集めた。
その花で、丁寧に花輪を作り上げ
自分の頭の上に乗せてみる。
今日という日が終わるのが残念だ。
ほんのひととき、この瞬間まで
私の人生は最高だった。
【お題:花の香りと共に】
いつか、労るように
あなたに触れられる日が
来るのなら
この、胸の内のざわめきも
あなたが何気なく
呟いた言葉の意味も
すーっと溶けて
ゼロ距離の腕の中で
きっと、泣いてしまうだろう。
【お題:心のざわめき】
ああ、そうだね。
君は星みたいな人だ。
確かに、この目で見えるのに
どれだけ手を伸ばしても
届かない。近付けないんだから。
キラキラと輝く君は
確かに存在しているのに
君は、眩し過ぎて
僕にはその中身までは見えないんだ。
けど、ひとつだけ
言えることは
どれだけの星々の中に君がいても
1番に見つけられるってことだよ。
【お題:星】