あたたかな日差しが
私の午後を、優しく照らします。
少し眠気を誘うような
ぽかぽかとした、今日という日は
最高に贅沢な気がする。
窓から眺める景色と
ふわりと風で、大きく膨らむ
レースの薄いカーテン。
キレイなガラス細工の施された
大好きな花瓶は、床で砕けている。
その横に、あの人も転がっている。
パキパキと砕けたガラスを
踏みながら
床に散らばった花を一輪ずつ
そっと拾い集めた。
その花で、丁寧に花輪を作り上げ
自分の頭の上に乗せてみる。
今日という日が終わるのが残念だ。
ほんのひととき、この瞬間まで
私の人生は最高だった。
【お題:花の香りと共に】
3/16/2025, 2:59:57 PM