友達で、良いの?
友達が、良いの?
あなたの中の、私は
どこに立っているのかな。
言葉ひとつで
何者でもなくなってしまうのが
こわいよ。
【お題:友達】
過ぎた日を想う事は
良いことばかりではない。
私の中のブラックボックスは
…時に、カタカタと
私自身を、脅かす。
傷だらけ、ぼろぼろ。
二重の皮を被ったような違和感。
この心は、ささやかな幸せを
感じ取ることも出来るし
人の痛みにも、ちゃんと反応
するけれど。
そうなるまでには、確かに
痛かったよ。
もう、忘れたいほどに。
【お題:過ぎた日を想う】
星のことは、詳しくない僕だけど
星空を眺めるのは好きなんだ。
あの星とあの星を
繋いだらねと、語る君を
見つめながら。
僕は、君の隣に居れたら
良いなと思ったよ。
君と僕、手を繋いで
もしこの先も一緒に居たとして
家族になれたのなら
名もない星座になれるのかな
そんなことを、考えながら
また、星を眺める。
星と君と僕とで
この夜を楽しむんだ。
【お題:星座】
導かれるように
一目見れば、わかるように
巡り会えたら、幸せになれますか。
私は、愛を知れますか。
そして、愛する事が出来ますか。
たとえ運命と呼ばれる人との
出会いだとしても
私の心は、ちゃんと震えるだろうか。
叶うばかりが、真だろうか。
手に入る、豊かさは人だけとは
限らない。
夢も仕事も生き様も
心が求めるままに、手を伸ばしたい。
いつも、考えていたいのは
幸せの形。誰とも同じじゃなくていい
それは、光を求めて漂う私の船だから。
もし、その先で巡り会えたら
嬉しいけれど
今はただ、良い旅だったよと
言えるように、また船を漕ぐだけ。
【お題:巡り会えたら】
別れ際、君の顔を見て
君に、手を振る。
『またね!』と
必ず、声にだして伝える。
それが、私の別れ際のルールなんだ。
顔も見ず、曖昧に返事をした。
見送りの言葉にも
お帰りの言葉も
全て、イヤフォンの大音量で
掻き消した。
当たり前だと思っていた
愛情の棲家で
私は、大事な人を唐突に失った。
時間は、巻き戻らない事を知り
自分は生きている。
それだけが、リアルだった。
声が出ないほど泣き続け
心は何度も潰れた。
何ひとつ、戻らないのならば
もう決して同じ過ちを繰り返さないと
私は、決めた。
だから、私はどんな時も
君に、手を振る。
【お題:別れ際に】