友達…私には友達は居ない。
変なこだわりかも知れないけれど
親友か知り合いという
線引きを、自分の中でしている。
仲良くなれて嬉しいな。とは
言うけれど。
友達になれて嬉しい。とは
言わない。
自分が、嫌われてでも
誰かの為に親身を削って行動
しようとしたいと思える人なんて
何人も居ない。
だから、友達は居ない。
それで良いし、それが楽なんだ。
それは、傷付いた数から得た
私なりの人付き合いだけど
今のやり方に、後悔は感じない。
「お題:友達」
Blue
今朝は、まさにそんな青空の日で
夏の濃い青空とも違う
秋の日だった。
スマホを構えて、ふと撮るのをやめた。
あの人が少しでも
仕事の事を忘れられるからと
聞いてから、良いなと思う写真を
不定期的に送っていたのだけど。
今日は、短い文章を送った。
「今日は、青空がキレイじゃないですか?」
昼を過ぎた頃
「お疲れ様。秋の気持ちの良い空だった!」
と、写真付きの返事が返ってきた。
いつもは、写真を送ってばかりだけど
同じ青空を見上げられたことが嬉しかった。
束の間の息抜きになったかなぁと
考えながら、あの人が見た遠くの地の青空を
私も眺めた。
【お題:どこまでも続く青い空】
入念なイメージトレーニングも
心構えも、身だしなみも
簡単にひっくり返されるのは
分かっていても
けれど、この始まりのルーティンは
やめられない。
物事の始まりは、いつだって予測不能な
事態のお祭りだ。
だからこそ、気構えくらいは
立派な戦士でありたい。
始まりはいつも、そうやって
乗り越えてきた。
誰のせいにもしない。
私が、私の為にやるべきことだと
決めたのだから。
【お題:始まりはいつも】
すれ違いは
小さな、小さな…かけ違いの連鎖で
躓きもしない日常に
当たり前のようにあるコトだ。
触れ合うほどの、距離で
高速で行き交う電車のように。
向こう側に向かう沢山の人々など
誰も、知らない。
皆、窓の外を見ない。
スマホの中の呟きに魅入られている。
そこにも、興味や関心の意味などなく
…ふぅんと、すれ違いなのだ。
もちろん、私も。
【お題:すれ違い】
ポカポカと晴れそうな
秋晴れの日は、朝から忙しく
冷える朝の空気を感じながら
金木犀の香りがする道を抜け
ゴミ出しをする。
行きと帰りと、フワフワと漂う
よく育った大きな金木犀は
可愛らしい花を幾つも潜ませている。
髪を結い、エプロンをかけ
洗濯物を放り込みスイッチを入れ
次に干す、毛布をあれやこれやと
収納棚から吟味する。
3度目の洗濯が干し終わったところで
時計を見ると、昼までにはたっぷりと時間がある
少しだけ窓を開け
心地良い風と、柔らかな陽射しを
浴びながらゴロンと寝転がり
読みかけの本を…と、思ったが
あまりにも、心地良いので
今日は誘惑に負ける事にしようと
静かに目を閉じた。
【お題:秋晴れ】