この、命が燃え尽きるまでに
私は人として「何か形ある物を残し」
私は親として「形のない大切なこと」
を、どれだけ伝え切ることが出来るだろう。
どれだけ、生き尽くすことが出来るだろう。
【お題:命が燃え尽きるまで】
なんとか、今日は持ち帰りの
仕事を抱えて帰宅せずに済んだ。
フラフラと立ち寄った
コンビニで、何を買ったかも
忘れた晩飯の入った袋を
放り投げ、そのまま玄関に崩れ落ちる。
疲れた。身体が動かない。
何より心が死ぬほどに、重い。
ここ最近、より強く思う。
消え去ってしまいたいと…
明日も明後日も休みならいいのに。
視界がぼやけて、微睡んでいく。
明日が…明日が来てしまう。
目が覚める、スマホの時刻は
5時過ぎだ…
靴を脱ぎ、やっと家に入って座り込む。
開けっぱなしのカーテン。
窓の外は
朝が夜を押し上げてゆくような
そんな光景だ。
冷蔵庫から、ビールを取り出し
流し込む。放り投げたままだった弁当を
頬張りながら。
静かな部屋で、ひとり。
昨日とは違う自分に…
生まれ変わろうと決めた。
【お題:夜明け前】
本気の恋って、なんだろ。
結果はどうなっても
好きで良かったって感じなのかな。
それは、その人のこと…ちゃんと
見れてる想いなのかな。
なんだか、熱すぎて…ややスポ根だなと
思ってしまうのは、捻くれ者かな。
恋をするにも、恋愛をするにも
学んだことが少しだけあって。
自分も相手の気持ちや
優しさを、受け取り上手に
なった方がいいってことだなぁ。
今は、少しだけ…切なくなるような
気持ちを秘めているところ。
相手の人が、私に
『これからも』とか『いつまでも』って
言葉を使うたびに。
「いつまでなの?」って聞けないで
いるところ。きっと、困らせちゃうから。
【お題:本気の恋】
どれだけ、カレンダーをめくっても
月日を超えても
『奇跡』は、起きない。
行きたい場所があるなら
計画を。
成し遂げたい事があるなら
夢を。
目の前に、困難があるなら
壊す支度を。
そう、自分の中のカレンダーに
大きく書いてしまえばいい。
小さなマスに、小さな文字で
日々の予定を詰め込んで
苦しいのなら。
前向きと後ろ向きの日々が
辛いのなら。
これ以上ないくらい、大きく大きく
書いてしまおう。自分だけのカレンダーに。
【お題:カレンダー】
失くしてしまった大切なものの
大切な場所が抜け殻になって
空っぽになって
その場所に、寂しいという風が通り抜けて
そのとき初めて感じるのが
喪失感なのかもしれない。
悲しい。寂しい。会いたいと。
失くしたものの尊さに
気付くのは、いつだって
叶わぬ願いになってからなんだ。
【お題:喪失感】