NoName14

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9/12/2023, 12:36:30 AM


どれだけ、カレンダーをめくっても
月日を超えても
『奇跡』は、起きない。

行きたい場所があるなら
計画を。
成し遂げたい事があるなら
夢を。
目の前に、困難があるなら
壊す支度を。

そう、自分の中のカレンダーに
大きく書いてしまえばいい。

小さなマスに、小さな文字で
日々の予定を詰め込んで
苦しいのなら。
前向きと後ろ向きの日々が
辛いのなら。

これ以上ないくらい、大きく大きく
書いてしまおう。自分だけのカレンダーに。


【お題:カレンダー】

9/11/2023, 4:37:23 AM


失くしてしまった大切なものの
大切な場所が抜け殻になって
空っぽになって

その場所に、寂しいという風が通り抜けて
そのとき初めて感じるのが
喪失感なのかもしれない。

悲しい。寂しい。会いたいと。
失くしたものの尊さに
気付くのは、いつだって
叶わぬ願いになってからなんだ。


【お題:喪失感】

9/9/2023, 2:51:11 PM


世界に一つだけで、いいから
安心できる場所が欲しい。

安心して、呼吸をして
顔色や機嫌に振り回されない。

安心できる暮らしがしたい。

【お題:世界に一つだけ】

9/7/2023, 10:56:17 PM


焼け焦げそうな猛暑日に耐え
ひたすらに青い空と
入道雲を、クラクラとする熱風のなか
過ごした夏も

なんとか、乗り切った頃

朝晩の少し冷んやりとした
心地良い風に、ふと気付く…。

秋が少しずつ、少しずつ
台風の到来を越えてじわじわと
稲刈りの光景や
赤とんぼと共にやってくるのだ。

気温が下がるにつれ
紅葉が始まり、私の好きな秋がくる。
春夏秋冬がステージならば

秋は、名場面。

心が踊るように弾む
大好きな、シーンなのだ。


【お題:踊るように】

9/6/2023, 10:45:46 PM


夕方17時を告げる、放送で
子どもたちは散らばるように
お家に、帰る。

閉店間際のスーパーに
駆け込んで、蛍の光に恐縮しながら
(調べたら、別れのワルツというらしい)
必要な物を慌てて買い物カゴに
投げ込むように足早に買い物を済ませる。

スマホのアラームが鳴る数分前に
目が覚めて、うつらうつらと
朝食の準備をし始める。

玄関のチャイムが鳴って
待ちに待った、荷物が届く。

暮らしの中には、いつもどこかに
一喜一憂するような
時を告げる『音』がある。


【お題:時を告げる】

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