どれだけ、カレンダーをめくっても
月日を超えても
『奇跡』は、起きない。
行きたい場所があるなら
計画を。
成し遂げたい事があるなら
夢を。
目の前に、困難があるなら
壊す支度を。
そう、自分の中のカレンダーに
大きく書いてしまえばいい。
小さなマスに、小さな文字で
日々の予定を詰め込んで
苦しいのなら。
前向きと後ろ向きの日々が
辛いのなら。
これ以上ないくらい、大きく大きく
書いてしまおう。自分だけのカレンダーに。
【お題:カレンダー】
失くしてしまった大切なものの
大切な場所が抜け殻になって
空っぽになって
その場所に、寂しいという風が通り抜けて
そのとき初めて感じるのが
喪失感なのかもしれない。
悲しい。寂しい。会いたいと。
失くしたものの尊さに
気付くのは、いつだって
叶わぬ願いになってからなんだ。
【お題:喪失感】
世界に一つだけで、いいから
安心できる場所が欲しい。
安心して、呼吸をして
顔色や機嫌に振り回されない。
安心できる暮らしがしたい。
【お題:世界に一つだけ】
焼け焦げそうな猛暑日に耐え
ひたすらに青い空と
入道雲を、クラクラとする熱風のなか
過ごした夏も
なんとか、乗り切った頃
朝晩の少し冷んやりとした
心地良い風に、ふと気付く…。
秋が少しずつ、少しずつ
台風の到来を越えてじわじわと
稲刈りの光景や
赤とんぼと共にやってくるのだ。
気温が下がるにつれ
紅葉が始まり、私の好きな秋がくる。
春夏秋冬がステージならば
秋は、名場面。
心が踊るように弾む
大好きな、シーンなのだ。
【お題:踊るように】
夕方17時を告げる、放送で
子どもたちは散らばるように
お家に、帰る。
閉店間際のスーパーに
駆け込んで、蛍の光に恐縮しながら
(調べたら、別れのワルツというらしい)
必要な物を慌てて買い物カゴに
投げ込むように足早に買い物を済ませる。
スマホのアラームが鳴る数分前に
目が覚めて、うつらうつらと
朝食の準備をし始める。
玄関のチャイムが鳴って
待ちに待った、荷物が届く。
暮らしの中には、いつもどこかに
一喜一憂するような
時を告げる『音』がある。
【お題:時を告げる】