NoName14

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6/25/2023, 11:21:34 PM


誰しもが、内側に
ひっそりと咲かせている

「繊細な花」

それを、心と呼ぶ人もいれば
思い出と言う人も、いるだろう。

繊細だから、弱いわけでは無い。
か細く見えても
想像を遥かに超えて、根はしっかりと
しているのだから。

その花は、枯れない。
誰にも奪われない。

そう思えば、自分ももう少し
強くいれるような…気持ちになるのだ。

【お題:繊細な花】

6/24/2023, 10:41:31 PM


1年後

子どもたちは、もっと成長しているだろう

どんな自分で、在りたいのか。

母親という存在を、いつか
「人」として見るタイミングが
やってくる事を、私は知っている。

だからこそ

本当に、大切な事は
口酸っぱく伝え続けよう。
けど、時には空も飛べそうな
突拍子もない夢を語ろう。

そうして、子どもたちの
安心出来る場所でいられたならと…

欲張りな目標を企てている。


【お題:1年後】


6/24/2023, 12:15:36 AM


子供の頃は、知らなかった
蛍の話し。

毎年、この時期になると
蛍を見に私の住む地域は夜の
車の往来が、物凄く多くなる。

蛍の数は、幼少期の記憶から辿っても
少なくなったとしか言いようがない。

それでも、この時期になると
私は蛍を見にそっと出かける。

成虫になるまで、およそ1年
繁殖に不要な口は退化し
僅かな水分とそれまでに蓄えた養分で
2週間光り舞う蛍たち。

そういう知識は子どもの頃には
なかったけれど。
ただ、あの頃のまま
蛍の光は、やはり美しい。

また、来年もと…いつまでも
見ていたい光景を惜しみながら
家に帰るこの気持ちも、あの頃のままだ。


【お題:子供の頃は】

6/22/2023, 11:09:46 PM


忙しなく動き回る日常で
ふと、自分の腕の細さに気付いた。

内側にこもった考えに
支配されないように
必死で、掃除に明け暮れている。

仕事から離れて半年を
過ぎようとしている、いま…

玄関先に辿り着くなり
倒れ込むように居眠りをして
少しの薬と、忙しさ、やり甲斐で
心身をすり潰してきたのが
半年前までの、日常だった。

あの日々に、戻れるか
戻りたいかと、自問自答してみるが
心が、ギュッと苦しくなり

また、シンクを磨き続ける。
指先がひび割れても。
爪がはげても。

私は、何を求めているの?
私は、何?
答えは、何処にあるのか。

【お題:日常】

6/21/2023, 1:21:36 PM


いろんな色があるけれど
明るい色が好き。

目に見える色もあるけれど
場所や人や音にだって
想像すれば、色がつく。

よく笑う人の色。
賑やかな公園の色。
溜め息の色。

大事なひとは、きっと特別な色。

触れるともっと
私の好きな色になる。


【お題:好きな色】

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