NoName14

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5/26/2023, 2:28:08 PM


月…月は綺麗だなぁ…

ふと、引き寄せられるように
眺めてしまう事がある。

もう直ぐで、家に着くところだけど
こんな日があっても良いかとも思えた。

それほどに、美しい月だ。
ぼんやりと眺めながら、今日1日の
出来事が…ゆるく巻き戻ってゆく。

ふとある女性が、チラついた。
なんの気もなく接していた同僚だった。
たった、数秒前までは。

驚きと、自覚してしまった感情に
月を眺めるどころではなくなった俺は
言葉にならない気恥ずかしさに
足早に、家に急いだ。

月には、人の心を開かせる
不思議な力があるのかもしれない。


【お題:月に願いを】

5/25/2023, 11:50:06 AM


雨音しか聞こえない。

髪を濡らし、頬を伝い
服も靴もぐしゃぐしゃに濡れ

赤く染まった血溜まりは溢れ
全てを洗い流してゆく。

ガタガタと震えていた
身体は、先ほどまでとは
違い湯気を放ちそうな勢いで熱く火照る。

ノイズのような、雨音が
思考も時も止めるような感覚。

握りしめていたナイフは
轟々と流れる川に投げ捨てた。

降り止まない雨が、そのうち足跡すら
掻き消すかもしれない。

さぁ、家に帰ろう。
今日は久しぶりによく眠れそうだから。


【お題:いつまでも降り止まない、雨】

5/24/2023, 10:57:38 PM


不安なんか、いつだって
付き纏ってるよね。

苦しいも、辛いも、ありがとうも。

あの頃の私が「いまの私」だから
自分の現状がどうであれ
後悔は、してないんだ。

どうやったって送れない
過去へのメッセージは、要らない。
私は、いまの自分をもう少しだけ
褒めてあげよう。
それが、この先の私の栄養になるよって
いうことが

逆にに、あの頃の私がくれた
メッセージかもしれない。


【お題:あの頃の不安だった私へ】

5/23/2023, 12:44:37 PM


物語に出てくる
棘まみれの茨のような。

足先に根が這って
土に取り込まれるような。

目の前から光を奪う
閉ざされた巨大な壁のように。

もう、過去になったハズの
トラウマが、時に忍び寄り首を絞める。

自責の念、自己嫌悪。
どこまで、わたしは私を許せるのかな。

時には、大丈夫だよと
背中をさすって欲しくなるよ。

ただ、弱々しさも見せられぬ
ジレンマが…本当の呪縛かもしれない。


【お題:逃れられない呪縛】

5/22/2023, 1:53:49 PM


まずは、今日にありがとう。

戻らない時間には、さようなら。

明日…明日はどんな1日に
なるのかな。

今日までの、私の足跡には
毎日ひとつずつのお花を
明日の花の為の花瓶には水を

そうして、いまの記録を
この場に書き残しておこう。


【お題:昨日へのさようなら、明日への出会い】

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