世界の終わりに君と
世界の終わりに誰といると聞かれたら、
即座に家内と答える。
毎日を支えてもらっているから、
そんな時はできるだけ守ってやりたい。
そして1秒でもいいから、先に死にたい。
残されるのは嫌だ。
耐えられない。
感謝を伝えて、先で待つ。
最悪
これまで何度も最悪な日々を越えてきた。
そんなとき、人は後悔するが、何も始まらない。
大事なことは、今後何が起きても驚かないこと、
そして、そんな時でも前を向いていることだ。
下を向いていたら、誰かにつけ込まれる。
だから、そんなことがないよう、全力で前だけを
見ていよう。
きっと、出口が見つかるはずだ。
辛くとも、前を向こう。全力で。
誰にも言えない秘密
棺桶まで持っていくしかない。
誰にも言えない秘密とは、そういうものだ。
話したところで、わかってもらえない。
むしろ非人格者だと思われるような秘密だ。
今でも自分の心を苦しめる秘密だ。
なぜそんなことをしたのかと後悔している。
でも、自分がやったことには間違いがない。
一生苦しみながら、亡くなったら自分と一緒に
消え去るものなのだろう。
辛いが仕方がない。
若い時にやってしまったことだから。
狭い部屋
進学のため、上京してからは1人暮らしで、
狭い部屋を間借りしていた。
閉塞感が強く、ほとんど家にいなかった。
知らない道を散策していた。
入ったことのない路地に入り、面白かった。
就職してからも、県外を何度も転勤し、
その都度狭い部屋の1人暮らしで、知らない道を
散策するのが、趣味になった。
今は故郷に戻り15年になるが、散策し続けている。
趣味と特技が、ウオーキングになった。
開放感を求めて歩き続けたおかげである。
失恋
沢山した。
8回くらいかな?
浪人して大学に入ったので、それまで恋という
ものを知らなかった。
だから、気に入った女性に散々告った。
そして、告り方が気持ち悪かったのか、
8回連続で想いが伝わらなかった。
自虐的になるところだが若さがそれを救った。
9回目に成就した。しかも高嶺の花だった。
天にも昇る想いだったが、女性の扱い方を
初めて知った。何もできなかった。
それから、闇雲にいかなくなり、確率が上がった。
今想うと、成功しなかった時の方が、命を
燃やしていたのかもしれないと想う。
だから、失恋に耐えられたんだろう。
失恋も、自分にとって人生の試練である。