理想のあなた
言われてみたい気がするが、
プレシャーが強いのは、間違いない。
理想と現実は常に違い、それをどう埋めるかが、
大事なことである。
理想は大事だが、固執してはいけない。
また、理想を押し付けてもいけない。
理想に達してなくても、それを許せる相手が、
理想の相手だと想う。
一方的に理想を追求しても、無意味である。
我を顧みて、よく考えるべきである。
色々足りない部分があっても、あなたが理想である。
突然の別れ
父親との別れだ。
父親は大学四年生の時だった。
亡くなった晩、兄から明日帰るよう連絡があった。
東京で大学の試験が終わった日に、亡くなった。
私は半信半疑で、慌てて翌日帰省した。
顔に白い布が掛けられている父親に縋りついた。
突然の別れが、現実になった瞬間だ。
ひとしきり泣いた後、懐いている甥が電車を見たいと
言って抱きついてきた。
ここから離れたい私は、抱っこして線路に向かった。
今から思えば、この時間が冷静さを取り戻すために
必要な時間だった。甥に感謝している。
父親が早くに亡くなったお蔭で、私は独立できた。
突然の別れとは、人を変える力がある。
恋物語
私にとっては、13年前に終わった。
家内と結婚した瞬間に終わった。
結婚まで、結構苦労した。
毎週プロポーズして、毎週断られる。
でも毎週デートする。
家内の気持ちがわからなかった。
今にして思えば、試されていたのかもしれない。
でも、私は前しか見ていなかった。
余計なことを考えつつも、前に押し出した。
そして、何とか結婚に繋げた。
あの修行は何だったのかと、たまに振り返る。
でも、結婚したから、あまり考えないようにする。
これが、私の直近の恋物語である。
真夜中
以前は素敵なロマンティックな言葉だった。
今は、何が起こるかわからない感じがする。
昔から政変や恋愛や事件が真夜中に起こった。
神秘的だが、人の油断も誘う時間帯だからか。
今はこう考える。
真夜中のうちに、全ての問題が解決しないかと。
こう考える自分は、年老いたなぁと。
愛があれば何でもできる?
愛は万能だろうか?
決してそうではない。
ただ愛がなければできないこともある。
愛がなくてもできることがある。
結論として、愛があった方ができることが多い
ということだろう。
愛は万能ではない。
だから、愛とは儚く、尊いものなのだろう。
人はそれを欲して、必死で得ようとする。
なぜなら、人は、生まれつき愛が必要なのだと
わかっているから。