後悔
人は失敗する生き物である。
だから、その度に後悔する。
そして、考え直しやり直す。
そうして、一つずつこなしていく。
物事を成すためには、後悔が過程の一つである。
だから、後悔することは恥ずかしいことではない。
後悔しないでうまくいけばいいが、
運が良かっただけかもしれない。
後悔を経た方が、身につくことが多い。
何も恐れることはない。
失敗して、後悔して、能力を研ぎ澄ませばいい。
風に身をまかせ
風が爽やかで、気持ちのいい季節である。
5月の風は、薫風と言われている。
「風薫る五月」の所以である。
連休に愛犬と外出した時、田んぼに吹く優しい風を
受けた。稲穂が揺れる気持ちのいい風だった。
ずっとこうしていたいと感じた。
そういう気持ちが、風に身をまかせるということかも
しれないと感じたものだ。
また、近いうちに感じてみたいものだ。
一年で一番爽やかで、気持ちのいい風を。
失われた時間
私にそんな時間はあっただろうか?
強いて言えば、浪人時代だろうか。
志望校合格のためだけに上京し、予備校の寮で
1年間、男ばかり200名で過ごした。
不自由で辛かったが、全国から上京したライバルと
いう友達が数名で来た。
皆、叱咤激励し、刺激し合った。
今から考えれば、異様な時間だが、楽しかった。
1年後私だけが志望校に合格し、友達とは別れた。
こんな特別な濃密な時間は、失われた時間ではない。
私にとっては有意義な青春時代であった。
私には、失われた時間などない。
子供のままで
我が家には、10歳のシニア犬がいる。
人間の年齢にすると、還暦ぐらいだ。
だが、ひとりっ子だったせいか、仔犬のような顔で、
仔犬のような振る舞いをする。
それがまた可愛いが、寿命はあと5年から7年ぐらい
だろうか?
今から亡くなった時を考えると、辛くて仕方がない。
なんとか幸せに、子供のままで見送りたい。
先に逝って、迎えにきてほしい。
三途の川の対岸で待っていてください。
必ず貴方の大好きな、方向音痴のママを手を
握りしめて、会いにいくから。
愛を叫ぶ
誰に愛を叫ぶかって聞かれたら、恥ずかしい。
それほど情熱家でしたっけと、言われそう。
文化的に日本人には似合わない気がする。
しっとりと、一方的に慕うのが日本人っぽい。
大河ドラマ「光る君へ」の影響だろうか?
いや、そうではない。日本人の気質である。
しかし、愛を叫ぶなら、家内の他はない。
できれば1日でも、1時間でもいいから、
先に死にたい。残されたくない。
息を引き取る前に、愛を叫びたいと考える。
驚かしてごめんなさい。
愛してるから、許してください。