わたしのユートピア

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12/14/2022, 1:22:17 PM

「うわぁ~、めっちゃキレイだね!」

デートで行った、冬最大のイベント『光のページェント』。
並木通りを彩るイルミネーションに、私たちはしばし目を奪われる。

そして、まるで天の川のように長く続く光の道を2人でゆっくりと歩く。
歩いている間も、少年のように無邪気な笑顔でイルミネーションを楽しむキミ。

私はそんなキミの横顔をそっと盗み見る。

こっちに気づけ、気づけ。
でも気づかないで。

イルミネーションの端まで私の視線に気づかなかったら私の勝ち、なんてひとりで思ってたら、ふいにキミが振り向いた。

「どした?」

ビックリして固まる私に、満面の笑顔で問いかけるキミ。

背後のイルミネーションによって浮かび上がるキミの輪郭が幻想的で、ぶわっと幸せが溢れて泣きそうになった。

あぁ、ダメだ。私の負け。

どのイルミネーションよりも、キミの笑顔が一番輝いてるよ。

12/14/2022, 12:09:37 AM

愛を注ぐのが苦手な私。
心の奥底が冷えているのを自覚しているから
普段はそれを隠すのに必死。
そのおかげで周りの人達は私を"優しすぎる人"だと思ってる。
ホントはなにもかもどーでもいい。
でも、それを隠そうとするのは独りになりたくないから。
だけどおかしいね。
余計に孤独を感じる。
偽りを演じてるってことは、自分に愛を注いでないからか。