10/1/2025, 4:09:53 PM
秋空。
ベンチに座る少女を私は見ていた。
銀杏の葉が舞う公園には、子供達が元気に遊んでいる。
少女は意に返さず、私は声を掛けるべきか悩み、立ちすくむ。
〈続〉
9/25/2025, 12:47:01 PM
机の上にクシャクシャに丸めた紙が転がる。
想いを伝えるのは、言葉でも、紙面上でも、難しい。
感謝、愛情、心情。
頭の中、ぐるぐると色々な事を考え、私はまた紙を丸めた。
9/15/2025, 12:22:51 PM
幼い頃、人生について考えていなかった。日々が明るすぎて、足元の陰にさえ目を向けようとしなかった。
幼い頃、望んだ月も今では重すぎる。明日が怖い。朝が怖い。目を向けたくない、反らしたまま生きていけたらいいのに。
でも、それでも、一歩ずつ積み重ねた。
怖くても、足を止めない。一人だったらここまでしない。布団に包まって一日中部屋に居た。けれど今は、大事な人ができたから。
だから、私は幾ら怖くても前へ前へ歩みを進める。
その人の笑顔を見ていたいから。
9/13/2025, 2:19:06 PM
崩れる。毎日が。
消える。毎日が。
儚く過ぎる空白の夜、訪れる空虚な朝――。
壊れる日々、貴方と過ごした時間が遠くへ行く。
さよなら、大好き。
貴方が告げた別れが今でも胸に刺さっている。
9/7/2025, 7:14:28 AM
電車の警笛が遠くから聴こえる。
通り過ぎる公園からは童たちの笑い声が聴こえる。
学校のグラウンドからは部活に励む声が聴こえる。
ふっと上を見上げる。
夜と夕方の狭間の空は幼い頃の記憶を呼び起こした。
遠くから、電車の警笛が聴こえる。