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1/15/2024, 7:18:42 PM

 この世界に設定されたテーマには、吸い殻を路上にすてる目線の先のじいさん、人妻と関係を持った友人、テレビに写った戦時中の国、募金箱に映る貧しい子どもたち、夜の公園のベンチに横たわるマックの紙袋、等。
 この世界の人間は理性ではなんとかしなければならないと考えているのに、それを本能で蓋をすることになっている。

 この世界の睡眠制度は素晴らしい
寝ている間は現実逃避できる。大体1日の3分の1。ちゃんとした睡眠を取らないと精神的に不安定になってしまうことはデメリットだが、正しい睡眠を取れば3分の2の1日が素晴らしいものになる。 
悪夢を見てしまうときもあるけど、現実では再現できない夢を見ることだってできる。。

 寝てないときぐらいこの世界と向き合うのが有意義な生き方なんだろう。
ちゃんと寝てないから吸い殻捨てたり、不倫や戦争したり、貧しくなったり、マックの紙袋が孤独になったりする。
ちゃんと寝ろよ。

1つだけ正しいことを言えば、24時間寝てない私がこの世界で書いた文章は粗悪なものである。

12/13/2023, 1:35:42 AM

心と心が通じ合っているといつから勘違いしたんだろうか。

私は汚くて誰かに依存して現実を忘れようとする
誰かの善意に頼って幸せになろうとする。
恐ろしいのは本当に相手のことを愛していると大切だと守りたいと考えてしまうことである。

私の心はとうの昔に死んでいて、純粋な恋心は何も意味をなさないと気づいてしまった。  

私の心はどこなのだと、私は私でなければいいのにと。
私は皮肉に私の思考で身を切り裂く。

心があなたを好きだと叫ぶのに、予測する未来は真っ暗で、
あなたに会いたいと叫ぶのに、国境の壁は高すぎて、
わかり合いたいと言ってくれたのに、私から更に距離を置いた。

過去の過ちから学んだと勘違いした。やっぱり私は私のままなのだ。
私が私でなければ君を幸せにはできたのだろうか。

10/23/2023, 7:12:59 PM

いつまでも続く青い空


よく連れて行ってもらう牧場。
そこに行く日は、ほとんどの日が快晴で、日差しもちょうどよく体をぽかぽかにしてくれる。

広大な野原に寝っ転がって空を見ると、真っ青な空のときもあれば、その空に、色んな種類の白が芸術的に組み合わされてできた雲が散らばっていることもある。

きれいな空に見惚れると、牛の鳴き声や他の家族のワイワイした声がぼやけて、空と雲の動きだけが世界の全てに感じた。同時に牧場に連れてきてもらうことがまた予約されているような感覚を持ちながら目を瞑った。

いつの間にかあの牧場の野原でまた寝っ転がる。
スヤスヤ音を奏でている隣にいる過去の自分を見守ることが世界の全てになっていた。

次の予約を取っておこうか。

10/16/2023, 7:28:40 PM

 朝の光で目覚めるのは、社会競走のスターターピストルの音が頭に鳴り響くような気がして苦手だ。
だから朝日が昇る前に生活を始める。自分だけフライングしてルール無視の1日を踏みしめられる気がする。

 数年前は、日がこのまま昇らないでくれと自殺願望に似た何かを願いながらベッドで怯えていた。


 朝日に怯えず強くなれたのは、窓際のベッドでおかしな寝相で寝ている彼女のおかげだ。
「どうやったらそんな体勢になれるんだよ」ツッコミを入れながらコーヒーを淹れる。
今日もコーヒーが苦いことを確認してから視線を寝相に戻す。

今日も日が昇る。
窓から差し込む光は、寝顔に反射してやわらかくなって僕の目に届けられる。
今日も生きていこうと活力が湧く光。
残酷な1日の始まりを寝ているだけで美しいものに変えてしまう魔法に惚れ惚れする。

あしたも日が昇る前に起きようと決意する。

10/9/2023, 8:46:22 PM

ココロオドル光景を最近見た。
コンビニのバイト中、ふと出入り口に目をやると留学生っぽい多国籍な男女の集団。
全員の視線と仕草を眺めるとなんとなくその関係性を見透かしたような気になれる。

顔の整ったブロンドの女性は、他の男性の視線を常に奪っている。
初対面ではないけれどよそよそしい雰囲気。それぞれ大きな荷物を持っていて日本に来たばかりなのだろうと、大雑把な推察。

目が輝いている。日本に来れたこと、美人がいること、多分そんなこと考えてワクワクしてるのだろう。
今の気持ちをインタビューしてみたい。多分カタコトの日本語でココロオドルゥと答えてくれるだろうから。

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