1/29/2024, 5:23:59 PM
あなたの星が好き。
夜の砂嵐も、銀色の朝焼けも。
言葉のかわりに届く愛の点滅も。
1/28/2024, 10:54:04 PM
透んだ色の層をぬければ、君の街。
針の運びに似た、ふるい街。
多くの穴を持つ人を、僕は愛した。
ひと撫ですれば壊れるだろう君を。
1/27/2024, 9:30:05 PM
砂のひとつぶ、ひとつぶが優しく指を撫でる。
にらめっこのあとで、きみは宝物みたい。
いつのまにか、ここは光のたまりば。
1/26/2024, 8:58:02 PM
アイロンで丁寧にしわをのばすように、僕たちの真夜中が過ぎる。
朝の前触れを見落とさないよう、きみの手を握る。
1/26/2024, 12:22:17 AM
頭のてっぺんからつま先まで浸かっていたい。
あたたかいものが冷めないうちに。
あの人がくれる安らぎは条件付きだから。
節くれて青筋の浮かぶ手が、まどろみをかき混ぜる。
おまえに渡したもの、それをいますぐ返せ、と。
私があの人の一部だったとき、私はあの人のなにを奪ったのだろう。