「あけましておめでとう」
「今年もよろしくな」
言ってしまったら"ありきたり"な言葉なんだろう。
それでも、シャイで口下手でどちらかというとマメではないあなたから1/1.0:00ぴったりにこの"ありきたり"な言葉が送られてきたら、嬉しくないわけがない。
「あけましておめでとう!」
「こちらこそ!」
と返信をするとともに、今年の抱負にしたがってあなたと新年最初に会う約束を取り付ける。
「初詣、一緒に行かん?」
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今年の抱負:あなたとたくさんの時間を過ごす
240102 今年の抱負
元旦をふたりきりで過ごせるのは相当久しぶりだ。
だからといっていつもと何かが変わるわけではない。
ふたりでソファに腰掛け、正月特番をやいのやいの言いながらおせちをつまみお酒を飲む。
いつも以上にまったりとした時間が流れている。
…新年早々夢でも見ているかの如く、しあわせな時間だ。
「この時間が一生つづけばいいのに」
そんな想いが伝わるように、あなたの手を強く握った。
240101 新年
「良いお年を」と、あなたに言ったのはいつが最後だろう。
この言葉は年越しをともに過ごさない人に言う言葉であって、年をともに越す人には言わない。
つまり、あなたに言わなくなったのは年越しをともに過ごす関係になったから。
あけましておめでとう。
今年もよろしくお願いします。
いい一年にしていこうな。
231231 良いお年を
「今年ももうすぐ終わりか…」
去年の大晦日からこれまでの1年間を振り返ると、隣にはいつもメンバー兼お前がいた。
それだけでどんな逆境に立たされたとしても「なんやかんやでいい1年だったな」なんて思えるから.どれだけお前が俺にとって大事な存在なのかを痛感する。
お互い歳もとった。
酸いも甘いもいっぱい経験してきた。
この先何があるかはわからないが、来年も再来年もずっとずっと背中を預け合って進んでいくことに違いはない。
お前が隣にいるなら年の終わりに「いい1年だった」と振り返ることができるから。
「これからもよろしくな」
231230 1年間を振り返る
「29日に帰るわ。」
「はいよ。」
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キャリーケースを引き摺りながら帰ってきた俺に、
「おかえり。」
「あんたが来るからみかん、箱で買っといたよ。」
と言う母。
…さっそく親の愛情を感じてしまった。
身近過ぎて気づかなかった親からの愛。
ひとり暮らしを始めてからはその愛が身に染みる。
いつもありがとう。
231229 みかん