ほこり

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5/26/2024, 1:24:02 PM

月よ、月よ。

満ちては欠けるあなたの姿は、多くの者を魅了するでしょう。

不完全、完全。

どのような姿であっても美しい。

そんなあなたに焦がれる私が願うのはひとつ。

月夜、月夜。

5/22/2024, 11:01:49 AM

「また明日」って好きだな。

友達との挨拶は、「ばいばい」で済ませちゃうけれど、その度に少し寂しくなる。
だから明日も会えるっていう、能天気で明るい言葉が好き。

5/16/2024, 12:09:26 PM

愛があれば何でもできる。

そう上手くは行かないだろうけど、せめて。

そう希望を持っていたいの。

絵空事が現実になってしまえるような、

そんな世界であってほしいの。

5/10/2024, 12:21:36 AM

地面から湯気が立ち上ってきそうな、ある夏の日。
太陽の目から逃れようと足速に家路を辿っていた。

ふと、視界の端に黄色が映った。

蝶々だ。

忙しなく羽を動かして低空を飛んでいる。

何の気なしに眺めていると、道路の向こう側から車が近づいてくることに気付いた。

(このままいくと、あの蝶は──)

少し焦って蝶を見る。
気付いていないのか、それとも脅威だと分からないのか、蝶は車の進路上を呑気に飛んでいる。

助けてあげたいが、飛び出す訳にもいかない。

ただ、車と蝶の間で視線を行き来させる。

結局その時は来た。

青空に映える黄色が、宙を舞う。

重さを感じさせない動きで地へ落ちていった。

それは、ひどく儚くて幻を見ていたかのようだった。

あの光景が、いつまでも脳裏に焼き付いている。

5/7/2024, 12:24:51 PM

初恋はたぶん、保育園の時。

病気をして入院していたことがあるんだけれど、当時の記憶をいまだに思い出す。きっと、珍しくて新鮮だったから印象が強かったんだろうな。

ある時、保育園のみんなからお見舞いのお手紙が届いた。お母さんから「みんなからだよ」って聞いた瞬間に、あの子のことを思い浮かべた。
友達よりも先にそっちが出てくるなんて薄情な奴だ。すまない、かつての友よ。

なんて書いてあるのか気になって食い入るように手紙を見つめた。
そこには不安定な字で、
「早く元気になってね。」
とだけ書いてあった。

ちょっとがっかりした。
でも、嬉しかった。
少しでも、自分のことを考えてくれたって思うと、どうしようもなく嬉しかったから。
嬉しくて、嬉しくて、大事にしようって思った。

あの手紙は、今どこだろう。

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