落ち葉の道
早朝、バイトに行く前に通る道には大きな落ち葉が落ちている
踏まないように気をつけながら歩く
少し前の自分なら踏んで音を楽しむだろうが
今は違う
貴方はきっと踏まないだろうと思った
すべてを尊ぶように生きる貴方ならきっとしないだろうと思った
1日中貴方のことを考えている
いつなら連絡していいだろう
何が好きだろう
伝えたいことがたくさんある
毎日連絡はしないと言ったが、2日に1回が限界であることを
あなたの笑顔もしぐさもずっと忘れることができないことを
貴方がどれほど魅力的で、私の人生にどれほどの刺激を与えたかを
伝えたい
私はこの鮮やかな地面をあなたと共に歩きたい。
傘の中の秘密
雨の日っていつもより清々しい気持ちになる。
窓の外は霧がかって山は鮮明に見えないのに心の中は不思議と軽い
だから水たまりに飛び込んだりしたくなるし
山の中に入って湿った空気を肺の中いっぱいに吸って濡れた植物の水滴を払ってやりたくなる
でも日光が部屋の中に入ってくれないと発芽したばかりの花が枯れちゃうからずっとは困るな。
ひらり
ひらり
ひらり
裾が床につく
ひらり
ひらり
ひらり
貴方は此処を右往左往する
ひらり
ひらり
ひらり
僕は寝転んであなたが忙しなく歩くのを見てる
ココロの中はみられない
誰のだろうが、みることもきくこともできない
えぐり出してもただのオブジェになるだけ
僕はそっと自分の胸のあたりに空いた穴に触れてみる
ティーカップから溢れる霧の向こう
静かにココロはそこにあった
幸せとは
幸せって人によって基準が違う
僕にとっての最低限の幸せは
焦るほどじゃないけどそれなりに充実してて、
毎日疲労困憊だけど気持ち的にはものすごく軽い毎日
もっと欲を出せば
自由が欲しい
自由に基準なんかない、と僕は思うわけだけど
君はどう
自由が欲しい?
僕は異常で奇抜で絶対に飽きがこない世界を
自由に生きたい。