タイトル:海の底
ひどいもんだ!
一人暮らしのあたしのワンルーム
コンビニのおべんと箱、麺のカップ、割り箸は
べとべとの芸術的積み木
指定のゴミ袋は
開封済み、パンパンに使用済みです
お布団とお洋服は
湿って重い複数枚のもちもちとした山
人から見たらね、そりゃひどいもんだろう
でもねでもねこのワンルームを構成する全てが
世界の端っこのちいさな部屋に
こっそり隠されて動けない
あたしの宝物
一人暮らしは海の中
お布団にもぐりこみ
柔らかな塩水に沈むあたしを想像する
静かにたどり着いた泥に
とろり溶けるようにねむる
あたしの海の底
タイトル:君に会いたくて
君のLINEのなまえは
本名の漢字3文字
「よろしく!」「ありがとう!」「おやすみ」
小さな吹き出しをくれる君は
文字より通話なの
通話より「いまどこ?」なの
あたしがプレゼントした
へんなうさぎのスタンプしか使わないの
あたしはフリック入力で送る
「会いたいなあ」
秒で送信取り消しする
君の「どうしたの」待ち!
どれだけLINEしようと通話しようと一緒にいようと
ぜんぜんぜんぜんもっともっともっと会いたいよ
君に会いたくて
今日、LINE見るためにお皿洗い4回中断した
タイトル:閉ざされた日記
昨年末、デザインに一目惚れして日記帳を買った。本当にデザインが可愛くて!
これもひとつのきっかけだし、今年は日記を書いてみよう、と思った。
書いてみよう、と言っても、毎日ではない。
気まぐれに、日記のことを思い出した時に、ページを開いてペンをとる。
そのくらいが、わたしには合っていると思ったからだ。
今回のお題を見て、わたしが日記を書かない時。
つまり、日記を小さな本棚の文庫本と文庫本の間に置いている時。
当たり前だけれど、日記は閉ざされているよね、と想像した。
突拍子も無いことを書くけれど、これって、DSのどうぶつの森に似ている、と思った。
わたしがDSを閉ざして放置している間、どうぶつたちはDSの中の村で自由に暮らしている。
わたしが日記を閉ざしている間、日記は。もしも日記に意思があるとしたら、何をしているんだろう。
日記は、日記の中で生活し、わたしが書いた言葉を読んでくれるのかな。それとも、プライバシーを守るために、知らんぷりして眠っているのかな。
DSを開くと、どうぶつの森の住民が、「ひさしぶり」なんて言ってくれるみたいに、
閉ざされていた日記を開くと、日記もちょっとだけ、ひさしぶりって感覚になるのかな?
そんななんでもないことを、今日も考えるのでした。また後で、日記を開こうかな。
タイトル:木枯らし
わたしにとって「木枯らし」といえば童謡「たきび」の歌詞。冷たくて強い風のイメージ。
調べてみたところ、「木枯らし1号」という名の風があるらしい。冬の到来を告げる風とのこと。かっこいいな!
「木枯らし」と書いて「こがらし」と読ませてくれるのも文字としてかっこよくて好き。カラコロした飴みたいな響き。乾いた手触りも感じられて、たしかに冬にぴったりだ。
タイトル:美しい
「綺麗」と「美しい」は自分なりに使い分けていて、
・「綺麗」はキラキラ、硬め(宝石とか)、光、文章
・「美しい」は人とか顔、佇まい、温度のあるもの
を表すときに、よく使う。
(と、今書いて気がつきました)
人によっても使い分けが違うんだろうな。知りたいなあ
今日わたしが美しいと思ったものは、アイドルが陽だまりの中でるんるんとステップを踏む姿と、彼の純粋な笑顔です。