じゃあね と言った君の顔はなんとなく滲んでて
僕の瞳の海で静かに漂っていた
この香りを嗅ぐ度に思い出すのは君の姿
褪せない 離れない
君はずっと楽しそうに踊っていたんだ
あまりに当たり前にあるから
あまりにキラキラしているから
それなのに手を伸ばせば届くような
距離感で居てくれるから
君の楽しいが広がってく
あの空間だけが宝物で
オレンジの光に包まれてく
それすら知らないまま
空っぽになった僕の肩を冷たい空気が押す
誰かに頼れないと知った日 鼻がひどく痛む
笑顔で別れたはずなのに
こんなに思い出すのは
君の姿探すのは いつになったら辞められるんだろう
新しい風が僕らの空間に流れ込んで
振り向いちゃいけないと
今を見つめようと
投げかけてる
僕の楽しいが広がってく
こと君も喜んでくれるかな
淡い青色に染まってゆく
紫色の影を伸ばして
儚いとかあっという間とか
何度も聞いたその感情を
今になって噛み締めてるんだ
前を向いて 君がしてくれたように
踊りたいから
6畳あれば部屋は広い方で
ごみ捨て掃除もどっかいい加減で
明日やるって口癖も今日で17年目
走るのも疲れるのもやだよ
音楽聴いてベッドで飛び跳ねていたいよ
でかいプロジェクター
ロボット掃除機
欲しいものが山ほどあるのに
なんかするのは面倒臭い
果報は寝て待てって言うでしょ
清々しく面倒くさがりな人間
ご褒美はアイスなんかじゃ足りない
乾燥機付き洗濯機ってまじで大事なんだね
大丈夫だよ
君の元に静かな光が舞うように
大丈夫だよ
君の元に当たり前に幸せがあるように
頑張り屋な君だから きっと言い出せなかったんだろう
自分のことを責めてるけど
きっと悪いことじゃなかったんだよ
君の元へと春が舞いますように
静かな光に包まれますように
幸せと君が思えるなら
それをどこかで知れる僕で居られますように
なにより優しい君だから きっとずっと抱えてたんだろう
ありがとう そんな君に救われた人が居るから
君の元にたくさんの花が咲きますように
そこかしこに幸せがありますように
良かったと君が思えるなら
それをどこかで知れる僕で居られますように
ふわりとした風が君を包んでいく
ゆっくりでいいんだよ
君の春の知らせを僕はいつでも願ってる
こないに絵ばっか描くようになって気づいたけど、
俺ってほんまに絵に興味なかったんやな。
俺にとって絵はコロコロ変わる興味の中で
唯一続けられてるもの。
可も不可もない。
ちょいちょいめちゃくちゃ楽しい瞬間が来るし、
別に嫌やないもの。
せやから特別美術が好きとかないし、
むしろああいうThe芸術みたいなもんは嫌いやった。
ブルーの由来がなんやねんって話やし。
進路決めることになって、そんなコロコロ変わる趣味でやりたいことなんて見つかるんかなって思った。
せやから一番飽きないし嫌いでもない絵の道にした。
けど実際始めて、デッサンは嫌やないけどクソ退屈。
誰とも話せへんし、昼休みもみんな絵描いてるし
どんだけ絵好きなんって思う。
天才の基準はわからへんけど、
ああいう真っ直ぐ取り組めることも才能やと思う。
俺はスタバ飲まんでモチベーションあげんとやってられへんし、マジで。
こんなんで絵の道に進んでも大丈夫なんやろか。
またフラフラしそう、まあ別に大物イラストレーターになろかとか思ってへんけど。
企画部に入れたらええなくらいやし、
将来猫飼えたら満足やし。
俺のいちばん楽しい趣味はいつも更新され続けて、
その傍らに2番手でいるのが絵。
褒められて調子乗っても、
めんどくさくなったらすぐ辞める。
そろそろ行かななんやけどなー行きたない。
あそこにおると、自分の場違い感がすごい。
みんなが鉛筆削っとる時にスマホ触っとるし、
集中続かへんから1時間に10分間は休憩タイムって
勝手に決めてるし。
……好きなイラストレーター、作家?誰や。
そんなん特にないし、っちゅうか時期によって変わるやろ。とりあえず今見てる漫画の人書いたけど、共通点とか特にないしな…。
他の人はこういうの当たり前にあるんやろか。
あ〜嫌や、この圧倒的な孤独感。
いくらよっ友を作っても熱量がちゃう。
そもそも学生でここに通っとる時点でちゃうけど。
他の奴らが羨ましい。はやく大学生になりたい。
飲んで彼女作って、しぬほど遊びたい。
目の前の楽しいことに飛びつくことしか脳があれへん。
何年後就職した時のことなんて想像つかへん。
たぶん今頑張った方がいいのは解っとる。
その方が効率的なのも解っとる。
やけどそれで今は?って心の中の俺が言う。
過去のことはどうでもいいし未来にも興味があれへん。
せやから今楽しくないことは人生すべて楽しくないのと同じや。
どないしたらええねん