日の出
だんだんと
明るくなってくる
新しい朝に
1日の始まりを
伝えてくる
目を開く
まだ生きている
新しい朝に
人生の続きを
伝えてくる
体を起こす
まだ動ける
新しい朝に
今日やれることを
伝えてくる
心を覚ます
まだ動ける
新しい朝に
今日やりたいことを
伝えてくる
まだ生きている
まだ動ける
新しい朝に
生きてる喜びを
伝えてくる
大空
いつからだろう
空を見上げるのを
忘れてしまったのは
目の前にあること
声をかけられ
そちらばかり
見ていたこと
日々を越えるのに
必死だった
いつの間にか
自分が置いてきぼり
どう思い何を感じるか
後まわしになってた
立ち止まる必要
周りを見る余裕
知らずに視野を狭く
目の前をただ真っ直ぐ
それが逃げてない
証明と信じていた
足をとめたのは
景色が広がる川辺
そびえ立つ山々には
白い季節を告げる
空気は澄み渡り
吹き付ける風が
晴れを教えてくれる
一度止まって考えなさい
いつも後回しに
していた心のことば
私自身に向き合おうと
心に目を向けようと
目を閉じて
どうなの?と問うと
自然と目を開いて
大空を見上げてた
忘れていたことに気づく
いつも見えていたはずの
空の色を忘れてた
凛とした青を見せる
無言で見守ってくれてる
それを思い出して
ただ涙が溢れた
生かされている
そう思えた時の
空の色はやさしかった
雪を待つ
しっかりと
冬を深めて
締めの月を渡る
いつもより雪は
のんびり
やってくるから
今のうちに
乾いた寒さを
肌に伝わらせて
雪の温かみを
ほんの少しだけ
忘れさせてしまおう
白い世界の訪れは
誰にも告げずに
やってくるから
いつもの景色を
いつものままに
目に焼きつけておこう
一度降ってしまえば
春まではまた
白いままだからね
イルミネーション
心変わりは
イルミネーション
今この時を
映し出し
またすぐに
変わっていく
綺麗に見えて
前提に暗闇を
必要としてる
綺麗なものだけ
見てればいい
終わった後の
もの悲しさを
わかっていても
一瞬の華やかさを
求めてしまう
儚い思い
終わりの向こう
心に残る
数々の色を
確かめながら
まだ淡い光を
探している
心と心
向き合える者の
行き先は
顔と顔
手と手
心と心
向き合って
分かりあって
結ばれていく
向き合えない者の
行き先は
影と影
不と不
無と無
黒くなって
分かれあって
刻まれていく
もっと見えなく
なる前に
もっと分からなく
なる前に
自分の心
確かめないと
他の誰でもない
自分との向き合いを
逃げちゃいけない
そうすることで
うっすらとした
明るみへ
行き先らしき
道筋が見えてくるから