太陽の下で
なんでもわかってるように
ふるまっていたから
なにもかもが説明できると
思っていたんだ
少し大人になって
そうしてることが
子供っぽく思えて
全てわかれる訳じゃない
そんなふるまいに
なにもかもが言葉に出来る
そういう訳にもいかない
そんな表情を
いつの間にか覚えた
その顔が上手くなって
いつもそんな素振りを
するようになった
例えわかることさえも
知らないふりして
答えの反応を気にする
そんなことを避けてた
答えなければ…
何もかもを答えなければ
返ってくる反応はほぼ同じ
全く期待しなくていい
それが最も楽だと知った時
嘘になるとわかっても
選ぶことを迷わなかった
太陽の下でお天道様が
見ていたとしても
どうすればいいの?
暗い影がさしかかる
いつものことだから
目の前に現れる暗闇
もうここまでなのね
この先のことはまた
新たに答えを出して
運試しのような人生
あやふやは許されず
ひとつの答えを出す
その結果と責任全て
選んだ者の生き方と
当たり外れを彷徨う
どうすればいいの?
いくつもの道を選ぶ
この先はわからない
それでも選ぶ怖さを
なんでもないふうに
簡単に選んでる顔で
毎回びくびくしてる
表情を隠すのだけが
上手くなっていって
明確な選びは出来ず
いつも怯えてるだけ
それでも明日が来る
それは幸せなことか
迎える準備はいつも
出来てないけれども
明日だってなんとか
選んで生きてみるよ
はなればなれ
どう書くかより
どんな気持ちで書くか
今しかない思いを
書き殴るように
記してるだけ
言いたいことと
言えなかったことが
ようやく出会える場所
はなればなれになっていた
嘘と後悔、本音と素直を
集め直していく
言葉で綴り見えない場所で
再会を果たせば
真っ白い光のように
全てひとつになるから
秋風
夏の暑さが通り過ぎ
北からの寒風が来る前の
穏やかで爽やかな風
人は安らぎを感じ
この季節も愛する
秋が運ぶ優しさ
そっと伝える厳しさ
誰かの温かみを
感じるような
ふと現れる寒さ
季節のバトンを
緩やかに冬へと
渡していく
この風の温もりと
気持ち良い伝いに
人は空を見上げて
木々の変化を見る
冷気が強まるのを
和らげつつも
季節の移ろいを
ゆったりと
教えてくれる
また会いましょう
いつかの私
また会いましょう
昨夜の涙
また会いましょう
あの時の言葉
また会いましょう
報われない思い
また会いましょう
別れの後悔
また会いましょう
誰かを好きになる心
また会いましょう
会心の笑顔
また会いましょう
どれも私だから
また会いましょう
隠さなくていいから
また会いましょう
どれも間違ってないから
また会いましょう
全てのピースが揃うから
また会いましょう
夢見た私になるまで
また会いましょう
いつでも受け入れるから
また会いましょう
過去を許すように
また会いましょう
罪深い人だから
また会いましょう
全ていつかの私だから
また会いましょう
受け入れる器を持って
また会いましょう