嵐が来ようとも
湖の底にある
詮を抜いたら
嵐の夜になる
真っ黒に塗る
激しい雨の渦
見えるものを
残しておけば
何かを掴める
チャンスだけ
最後に残そう
そこで掴むか
どうかは全て
運なんて言う
めぐりあわせ
それにかける
つもりならば
嵐の夜に行き
自らを晒せば
きっとわかる
願いと欲望を
おなじように
捉えていた頃
言葉にするの
抑えていた訳
願いを祈りに
変えてなんて
思えた時こそ
困難てものに
立ち向かえる
気がするのか
今すぐなんて
わかれないよ
嵐が来てもね
雲を掴む気で
最後に狙うよ
神様が舞い降りてきて、こう言った。
個人的な思惑は
大抵外れが多くて
プライベートの可塑性は
ボロボロになって
空想へと逃げていく
出たとこ勝負は
いつものこと
瞬時の判断
選択の連続
そういう日々が
日常だと言うなら
せわしすぎるかい?
僕には速すぎて
追いつけなくて
いつも最後の居残り組
思うままなんて
あの雲の向こう
その先に逃げて
何が悪いのですか?
君の中にある
戸惑いから
生まれた感情
作られたバリア
なかなか手強く
壊そうとしても
ヒビひとつ入らない
君が手離した
何もかもを
まだひとつずつ
拾い集めるつもりかい?
あの時はただ
怖かっただけ
言い訳にしかならない
そうわかってても
行動に出せなくて
聞こえないふりして
やり過ごしてた
みんなバレてたんですね?
助けてほしい時
声に出せなくても
表情には表せる
無言の叫び
誰かがみつけてくれた時
素直に声に出来るかが
本当の勇気
出す時かもよ
誰かのためになるならば
自分自身の存在価値なんか
実感出来ないから
敢えて誰かのために
そう思った裏返しで
己を見つめてきた
回り回った価値の確認
誰かの喜ぶ顔が
私がここにいて良いことを
そっと教えてくれた
誰かのためになるならば
そう口で言っときながら
最後は自分のためと
口にせずに心の裏で思ってた
そんなよこしまな思いを
胸の奥にしまったまま
いつも誰かと向き合っていた
人は気持ちを変えてくれる
いつの間にか思いは変化し
その人のことを一生懸命考え
笑い涙する自分がいた
誰かのためになるならば
いつの間にか本気でそう
思えるようになってたこと
知らず知らずそんな人間に
なれていたことに
私自身が驚いている
独りでは辿り着けなかった
そんな気持ちの場所で今
自分の存在を許せている
遠い日の記憶
子供の頃に見た
とっても驚くもの
初めて知る
新鮮な体験を
今はもう忘れている
ある程度予想できて
その結果にも
心は動かない
そんなに時は経った
今この歳になって
同じような
新しい体験を
素直に受け入れられるか
予想もつかない結末を
好奇心だけで
受け入れられるか
後ずさってしまう怖さ
どうなるかわからない不安
今の方が臆病さ
あの日のドキドキは
もう遠い日の記憶
空を見上げて心に浮かんだこと
あの丘の向こうへ行けば
どんな景色が見えるだろう
限りない青、白い雲
夏がそこまで来ている
駆け上がろう
あの向こうの景色を
自分の足で見に行くんだ
空の青は待ってくれてる
辿り着いて、混じり合って
全てを青く染めてしまえばいい
そんなふうに思わせてくれる
やさしい青に出会えた
やっぱり駆け上がろう
さあ君も一緒に