この道の先に


自分との付き合い方
どうすればいいか
迷いの道を歩む

弱さを認められず
勝手に強がり
最後には
知ってる涙が
やってくる

摩擦と抵抗に
不安が重なり
つかまるものがなく
手を伸ばせない

それでも明日は
知らない顔して
やってくるから

気持ちを抉らず
不安で誰かを
傷つけないよう

昨日を振り返り
今日を生きていく
この道の先にある
道標はまだぼやけてる

それでも進む
知ってる涙を
また流したとしても

ここではないどこか

どこかへ行きたい
どこかへ隠れたい
どこかへ忘れたい
どこかへ消えたい
どこかへどこかへ
行ってしまいたい
ここにいることを
許さず認めず謝る

ここにいられない
ここに酸素はない
ここでは笑えない
ここでは泣けない
ここでは話せない
行ってしまいたい
どこかへ逃げたい
諦め打ち消し泣く

あいまいな空

あいまいな空はいつも
届かない思いの行き先
もうわからなくなって
全てに手を伸ばしたら
なにもかもをと焦って
結局、何かをわからず
すべてあいまいになり
そもそもがなんなのか
わからないまま歩んで
この空から逃れられず
心を覗かれてる気分で
今日という日を過ごす

ただ、必死に走る私。何かから逃げるように。


過去と対峙して
新しいを求める

踏み出す為の一歩

簡単に奪い去るには
譲れないものがある

ずっと求めてきた心

その奥行きを知れば
また求めなければ
いけないとか

本当はわかっていながら
そこへの歩みは
保留にしたまま

真実を知る
真実を知ってしまう

その状況を
受け入れられなくて

いまだにここから
動けないでいる

走ってるつもり

動いていないが
最大の逃げ

本当のことを知る意味
知らなくてもいい意味

どちらがその後
生きていけるかを
わかってるから

今は何も言えない

心はいつも逃げている

正解は真実とは
限らないんだよ

いつか君がそう言った

こんな時に知るなんて
君だけが知る逃げ道を
そっと教えてほしい

いつまでも降り止まない、雨


今日も雨
やることもないから
ゆっくりと外を眺める

温かいコーヒーの
湯気を見ながら
窓辺の水滴を指でなぞり
曇った視界をクリアにする

雨は嫌いではない
なぜかそこに足を止めて
ふと考える機会となる

晴れてたらこんなこと
考えないよね

いつもよりハードな
内容とも素直に向き合える
どんより曇のおかげかな

決めきれないまどろみ
回りくねった考え
結局、どうしたいの？

行き着く最後の言葉は
いつもこうなるのだけど
まだコーヒーは
冷めていない

もう少し回り道
考えてみようか？

いつまでも降り止まない
雨を見ながら
長引かせたい気持ちに
付き合ってもらう

いつまでも決められない
気持ちを知りながら
長引かせたい感情のまま
もう少しだけ
付き合ってもらう

コーヒーはまだ冷めない
また窓に水滴が溜まる
もう指でなぞらない
曇ったままの
気持ちでいいから