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5/5/2023, 1:05:08 AM

大地に寝転び雲が流れる

寝転んで感じる
大地の鼓動
ようやくここへ来た
独りじゃない感覚
受け入れられて
共に奏でる
鼓動の一音

雲の流れで分かる
風の吹く先
行くところも
その強弱も
奏を教える
音符のように
メロディが流れる
変化の一音

全てが離れてて
ほんとはつながってて
知るか知らぬか
影響し合って
助けあって

いつもは気づけなくて
ほんとは気づきたくて
知るか知らぬか
寝転んでから
真実が見える

目を閉じて
大地を感じ
目を開いて
雲が流れる

たった1つの
人でなく
みんなで1つの
生き物という話

4/12/2023, 10:55:00 AM

遠くの空へ

遠くのものを
遠くに感じる
遠くのものを
近くに感じる
近くのものを
遠くに感じる
近くのものを
近くに感じる
時間の尺度は
変わらないが
遠近法で惑う
あの空の行方
こんなふうに
君の気持ちも
近くに感じて
惑えたのなら
良かったのに
遠くの空へと
消えていくの

3/28/2023, 10:25:44 AM

見つめられると

短い言葉で
伝えることの
難しさ

時間をかけて
向かい合って
わかりあう
大事さ

何も言わずに
ただまっすぐ
見つめてわかる
本気さ

それをわかって
見つめられると
簡単な言葉で
返せないよ

3/24/2023, 11:04:12 AM

ところにより雨

慌てて飛び込んだ
駐輪場の屋根の下
そこから眺める風景は
違う世界を映し出す
向こうの空は晴れ
晴れと雨との共演
雨の強さって
何だろう
打ち付ける力?
降る量のこと?
光が射し込んで
雨はその強さを
光に消えて失う
水溜まりに映る
ここからまた
世界が変わっていく

3/20/2023, 10:50:21 PM

夢が醒める前に

怖がるものを振り払うように
なんでもないようなふりして
キレイなものを追いかけてた
そこにある闇が見えないように
そう振る舞ってしまう自然力
もうどこへも連れていけないから
歩くことすら疲れてしまった
背後に忍び寄る冷たさを
わかっていたとしても
振り返ることはできない
目覚めてしまえば全てが夢と
安心してしまうから
瞼は開かないでおくよ
緊張と認識の合間に見る
その恐れこそが現実
なんでもないように振る舞える
夢の中にだけ存在出来る
そんな器用な私でいさせて
自分の中の春はまだまだ遠い
冬眠のような夢の中で
まだ眠りの続きを見ていたい

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