たまには
10年くらい前かな
今になって
ようやくわかる
当時の風と思い
夕日へ誓った
願いでさえも
鮮明に思い出される
迷いの道を奥深く
歩み続けたことの意味
全ての景色がこんなに
美しく見えるなんて
色褪せない夢見た先に
全てが報われていく
たまにはそんなふうに
間違ってないことを
感じてみてもいいよね
たった1つの希望
かけがえのないどうしようもなさと
これからもずっと向き合っていくと
心に決めた事こそがたった1つの希望
望みを叶える為に願い努力し打ち破れ
それでも回りくどい言い訳を考えては
それを理由に悪くないと悪態ついてる
なんだかんだで憎たらしいはずなのに
結局、諦めずに足掻いて生きてく覚悟
かけがえのないどうしようもなさを胸に
絶対に見捨てない私を率いて生きていく
欲望
可触な肌を前にして
不可避な選択に苛まれる
プライベートな線を
超えてしまうやつ
理性という賢者が
欲望をつなぎ止める
触れてしまえば
きっと後悔すると
わかっていても
抑えきれない衝動を
止めることは
出来ないのか
好きという気持ちを
大幅に超えてしまう
危ない時間に
酔ってしまう罠
遠くの街へ
どこかへ行きたいな
そう思って考える
どこへ行きたいんだろう
そう呟いて気づく
そんな場所はない
ここに居たくないだけ
知らない間に
逃げ場所を探してた
ここではないどこかへ
いつの間にか変換されて
どこかへ行きたいな
遠くの街へ
出来るだけ遠くの街へ
物理的な距離が示す
安心感にも似た安らぎ
たぶんどこでもいい
誰も私を知らない
秘密の場所へ
現実逃避
傷だらけなのに
気づかないのは
強いことなのかな
それともなんにも
入ってないのかな
多分守ろうとして
捨て去った気持ち
何も考えない自由
それしか救えない
そう考えたのかな
空っぽだったまま
ただそれを許した
そうして時が経ち
許し合える友達に
ようやくなれたよ
それが適切な距離
自分事から離して
他人事にして得た
悲しい真実の存在