きっと明日も
今日、書きたいと思うことがない。
きっと明日もそうだ。
人は騙す。騙される方が悪い。信じた方がバカだ。
儲かった人間だけが生き残る?
真面目で地味な奴はどこにいても誰も気付かれない。
とりあえず生きてるんですけど。
どーでもいい。
どーでもいい。
私という人間、
どーでもいい。
end
静寂に包まれた部屋
蝉が今年の出番を終えて静かになった頃。
これからは鳥の鳴き声で起きたいと思ったら、願いはカラスが叶えてくれた。
おまけに鳩まで加わって合唱だ。
ありがとう。
思ってたのと違うけど。
end
別れ際に
「今度はうまくいくと思ったんだけど」
「毎度おなじみ、ってやつね」
突如降ってきた雨の中、ハンドルを握る幼なじみの彼女。
機嫌の悪い私は助手席のシートを倒して目を瞑ったままだ。
「なにそれ、ひどいな」
「フフッ。ところで、なんでフラれたのよ」
「会う約束してた日に、やっぱごめん、他に気になる子がいるから会えないってさ」
「本命がいたんだ。で?どこで知り合ったの?」
「ネット」
「で?いつから付き合ってたの?カッコいい?」
「1カ月くらい前かな、顔はわからない、会ったことないもん。でもこの人がヒーローって思ったの、、、って笑いすぎ!!」
「ヒーローて、、。じゃあ会ったことないヒーローに会う前にフラれたんだ?よかったよ、あんたの顔見てから別れ際に、やっぱごめんって言われるよりはさ」
「どういう意味よ!あーぁ、彼はダークヒーローだったのか、、、って笑い過ぎだっつーの」
「ダークヒーローにはキャットウーマンが付き物ってね」
「何うまいこと言ってんの、笑えないから」
「ま、傷心のあんたを励ますために、こうやってドライブしてんだから。綺麗な夜景でも見せてあげるよ。いや、いい友達だわ私」
「ハイハイ、ありがとね」
通り雨らしく、雨はすぐに止んだ。車が止まる。
「この辺かな。さぁ、ご覧あれ」
機嫌は直ってないが、夜景は見たい。倒してたシートを起こした。
「う、わぁ‼️、、、真っ暗だな」
「真っ暗だね」
「夜景はよ?ここどこよ?」
「どっかの山ん中だね」
「迷ったか」
「それっぽい」
「最悪だ‼️」
「最悪だ‼️」
思いきり笑ったおかげで失恋の痛みはどこかへ飛んでしまった。
私のヒーロー探しはまだまだ続く。
end
通り雨
お題に私の好きな俳優さんの名前が入ってます。
もう随分昔のことですが、私の住む街で彼が出演するドラマのロケが行われまして。
見に行きましたよ、仕事そっちのけで。えぇ、当時からダメ人間ですよ。
いつもは画面越しに見る彼が目の前にいるなんて信じられなかったな。間近で見る彼はもっと素敵でしたよ。フフッ。
同じシーンを何度も何度も撮り直し、こんなに時間をかけるのかと。演者もスタッフも大変なお仕事だなと思ったわけです。
私も頑張らないとね。
新人ですから笑。
覚えなきゃならないことがあり過ぎて、頭がオーバーヒートしそうです。
通り雨に打たれて、クールダウンしたいですね。
それではまた。
end
秋
照りつく日差し。
容易に秋を感じさせてはもらえないようで。
こんな日は無い頭絞ったところで何も出てきやしません。
と言うことで、
また明晩お会いしましょう。
かしこend