通り雨
お題に私の好きな俳優さんの名前が入ってます。
もう随分昔のことですが、私の住む街で彼が出演するドラマのロケが行われまして。
見に行きましたよ、仕事そっちのけで。えぇ、当時からダメ人間ですよ。
いつもは画面越しに見る彼が目の前にいるなんて信じられなかったな。間近で見る彼はもっと素敵でしたよ。フフッ。
同じシーンを何度も何度も撮り直し、こんなに時間をかけるのかと。演者もスタッフも大変なお仕事だなと思ったわけです。
私も頑張らないとね。
新人ですから笑。
覚えなきゃならないことがあり過ぎて、頭がオーバーヒートしそうです。
通り雨に打たれて、クールダウンしたいですね。
それではまた。
end
秋
照りつく日差し。
容易に秋を感じさせてはもらえないようで。
こんな日は無い頭絞ったところで何も出てきやしません。
と言うことで、
また明晩お会いしましょう。
かしこend
窓から見える景色
小さな頃からいつも一緒。
喧嘩しても笑う時も泣く時も、じゃれ合う時も当然のように隣にいる。
笑顔が似てる二人は
描く絵も話す言葉も、書く文章まで似ている。
二人で一人なのかと見紛うほどに。
「幼なじみ」と言うらしい。
5歳の時に、二人の家のすぐそばに引っ越してきた私。
私達はすぐに仲良くなった。
三人で遊ぶ時、私は二人の間にいる。
けれどいつしか気づいてしまった。
私を通りすぎるあの子の視線に。
私を通りすぎる彼の視線に。
そんな二人が嫌いになった。
誰が聞いても
「そんなんじゃない」
「ライバルみたいなもの」
口を揃えて言う二人。
けれど、そこには誰も入れないってわかってるんでしょう?
いいかげんにしてよ。
いっそのこと、そういう関係になればいいのに。
公言してくれたらいいのに。
「恋人」だと。
幼なじみなんて一緒にいたいだけの口実でしょう。
彼を好きな私を気づかう彼女とそれに気づかないふりをする彼。
二人が嫌いなんじゃない。
二人の思いやりに甘えて、
間に居座る自分が嫌いなんだ。
想ったところでどうせ報われない。終わりにしたいのに。
カーテンを開ける。
笑ってじゃれ合う二人の姿。
それが私の部屋の窓から見える風景だ。
end
形のないもの
急いでたり疲れてると、ここでの誤字脱字が多くなります。お題すら間違えてて笑っちゃう。後から直す時もあれば、直さないこともあります。
でも、そんなそそっかしい自分が好きでもういいって放ってます。そういうのが気になる方いたら、ごめんなさいですね。
そうそう、先日職場の男性からバウムクーヘンを頂きまして。(バーム?バウム?どっちでもいい?)
帰宅後、早速開ける私。
丁寧に包装された包みの中から出てきたのは立派な箱に入った、それはそれは可愛いバウムクーヘン。直径15センチくらいの手のひらサイズ。
楽しみに少しずつ分けて頂こう、ふふっ。
夕食後、早速食べてみました。
頬張ると、しっとりとした生地の周りにうっすらアイシングされたシュガーがじんわり溶けて。
疲れた心と身体に沁みます。
「ありがとうございます!結婚式の引き出物ですか?バウムクーヘン嫌いなんですか?美味しいのに」
「違います。出張のお土産ですよ!」
だって。
帰りの荷物、さぞかし重かっただろうに。お礼をしないといけないですね。
次の日空っぽの箱を発見。
家族の誰かが食べたようで。私の楽しみが、、、。
所詮形あるもの、なくなるのは仕方ないのですが、一言言って欲しかったわ。
あ、職場と書きましたが、そうなんです。実はしれっと働いておりまして。とは言っても、緩い感じでですけどね。
あ、「野良」は返上しませんよ!
少々働き猫になったからって、生まれ持っての血統書付きの「野良」ブランドは簡単に消えやしませんから。
そこは譲れません。プライドに懸けて。
プライドは人それぞれend
ジャングルジム
子供の頃、1番上まで登っても怖くてのんびり周りを眺める余裕なんてなくて、すぐ降りてた。
今と変わらない小心者。
ブランコは大好きで必ず乗ってた。でもあんまり強く漕ぐとやっぱり怖くて。ゆっくり揺られるのが気持ちよかった。
今と変わらない臆病者。
シーソーも好きだったな。
友達と水平を保とうと何度もチャレンジしたけど、絶対むりで。その度笑い転げてたなぁ。
今は笑わなくなっちゃった。
あの頃、一緒に公園で遊んでたみんなは今何処にいるんだろう。何をしているんだろうな。
会いたい、会いたいな。
けれど、私が会いたいのはあの頃のみんなだ。
あの頃の私に戻って、苦手なジャングルジムのてっぺんから一緒に同じ風景を眺めたい。
ブランコもシーソーも思い切り漕いでふざけて、お腹が痛くなるくらい笑って、、、。
忘れてた幸せな風景が蘇る。
今の小心者で臆病者で、笑えなくなった私を見たらどう思うかな。
あの頃のように手を差し伸べてくれるかな。
私も手を差し伸べるよ。
頼りないけれど、あなたを救えるのなら。
end