喪失感
(トゲトゲを自分に向けて)
群衆心理
同調圧力がもたらすものは
自己破壊
自己喪失
逆らうことなくうなづいて
出来たのは
使い古された人形
大きく分厚いドアを前に言う
「解放してよ」
門番は言う
「ならば、さあどうぞ」
開放されたドア
なのに出ていけない
出ていく勇気がない
この先一人で生きていく知恵も何もない
踊れない人形
多種多様に拡がる交友関係
職場家庭友達趣味仲間ネット仲間
おびただしい情報量
何が正しいのか
誰を信じていいのか
分からなくなる
その中からの取捨選択は
自己判断
自己責任
いっそこのまま
人形のフリしていようか
靴を脱ぎ捨てて
end
世界に一つだけ
私の性格は、はっきりした物言いの清少納言。
でもホントの不安や愚痴は言えなくて日記(ここ)に書く道綱母似かも。
憧れは数多の殿方との浮き名を流した和泉式部。
大トリは、後世に名を残すほどの文才豊かな女性、紫式部は私にとって最早スター的存在。
でも「源氏物語」はそんなに好みではなく。
男女の恋物語とあるけれど、眉目秀麗と謳われる光源氏をはじめとする当時の貴族男子が好き放題、自由奔放に恋愛しているのを延々と読まされるから。(全部読んじゃいないけど)
結局、男性陣が好きに恋愛して、女性陣は恋人が来るのを待ち侘びて毎日のように泣いていて、ほとんどの人がそれに疲れて出家する。
納得いかない。非常に許せんのですよ。
何故に女性がこんな酷い目にって。
ま、そーゆー時代ってのもわかってるんですけどね。
実は「源氏物語絵巻展」には何度か行きまして。
それはそれは素晴らしく当時のお着物や建物が色鮮やかに繊細に描かれてあってため息モノなんだけど、どーしても、イケメン中のイケメン絶世のマグネティック男子光源氏のお顔が…、そうとは思えず。
自分のことは棚に上げてね、ほんとごめんなさい。
私の頭の中で作った彼を「光源氏」と認定しようと思ってます。
私が毎日書いてるこれは、世界で一つだけの「オールドファッショニスタ日記」。
もしかしたら100年後には、令和の紫式部とか言われているかもしれない。(異論は認める)
だとしたら残されても恥ずかしくないように、愚痴ったり悪態つくのやめなきゃ。
品よく一句詠んで終わりにします。
本日の
車内温度計
37℃
en怒
胸の鼓動
毎日のように、ここで愚痴った言葉がある。先日、もうこれで最後にすると宣言した言葉。
だから言いたくない、いや、言えない、もう言うつもりもない。
ただ今日、車の温度計が36度だった。胸の鼓動がYOSHIKIのドラムの如く早打ちする。
口から自然に出てしまった。
「…‼️」
いや、言わずにいられるか。
いやいい、車の中は私だけだから。言いたい放題だ。
だけど、ここでは書かないって決めている。
だから、これだけ書かせてもらう。
「ゔわあぁっっっづい!
もーいい加減にして紅?このゔゎづざ!降り止まない雨でも降ったらどう⁈」
深呼吸。
落ち着きを取り戻す。
明日からの私はさぞかし涼やかに過ごせることだろう。
もう、まじでくだらない。
読んでくださってありがとうございます。
end
踊るように
金色の房飾りが施された
少し色褪せた赤茶色の幕が上がる
現れたスクリーンに映る見覚えのあるふたり
それは漆黒のタキシードに身を包んだ貴方にエスコートされる私
軽やかに舞う色鮮やかなドレス
指を絡ませ合わせる呼吸
リズムを刻み 弾む息
重なるシルエット
12時の魔法が解けてもかまわない
今宵このまま
時を忘れて踊りましょう
疲れて
抱き合い眠りにつくまで
なんてね、現実にあり得ない夢のようなシチュエーションを妄想してみる。
それが穏やかな眠りにつくための私の儀式。
ん?現実?
明日のこととか?
考えない考えない。
逃避癖不治end
時を告げる
君と別れてからもう3年も経つ。それなのに、私はあの日から動けないでいる。
シャンプーも柔軟剤もあの頃のまま。君がいい匂いって言ったから変えてないよ。
一緒に選んだベッドカバーやカーテン、お揃いの食器やマグカップもまだ使ってる。
君が見たいと言ってた映画が配信されるから入ったNetflixも解約してない。
全然見てないのにね。
でもLINEやアドレス、写真なんかは全部削除したよ。あの時はめちゃくちゃ泣いたなあ。
結構頑張ったのにさ、結局嫌でも君を思い出してしまうものばかりに囲まれて生活してるんだ。
いい加減変わらなきゃ、という思いと、もうこのままでいいやの繰り返し。
こんな日々が続くのかと思うと悲しくなった。
そんなある日、マグカップを落として割ってしまったの。持ち手と本体が見事にまっぷたつ。
焦った私が拾い上げようとした時にね、
(もう終わりにしない?)
誰かの声が聞こえたの。
ハッとして部屋を見渡したら
不思議だね、カーテンもベッドカバーも食器も全てが色褪せて見えた。
「うん、そうだね」
マグカップが割れる鈍い音は、出発の時を告げる合図だったのかな。
明日、新しいカーテンとベッドカバーを買いに行こう。
「見ててよ、君より幸せになってやるからさ」
新・強女子誕生の瞬間でしたend