七夕
なぜこれを“たなばた”と読むんでしょうね。
“田端”や“棚ぼた”の方がよっぽどそれに近いと思うんだけど。なんてね。
この日は、みんなが揃いも揃って、短冊に願いを書く。その短冊、一体誰が見てくれるんだろう。
織姫と彦星?
1年に1度しか会えない2人にとって、念願のイチャイチャタイム到来です。人の願い事に構っていられるかって感じかと。
むしろ、多くの短冊を束ねた上にピクニックシートを被せて、天然のプラネタリウムデート開始です。(私ならそうする)
そもそも、この2人に願い事を叶える力などあるのかな。
まー、こちらもそこまで真剣に書いてるわけじゃないからいいけどさ。
とは言いつつ。
今、目の前に短冊を差し出されたら、欲に塗れたあれやこれやを書いてしまいそうです。(真剣か)
たなばたの本来の意味は禊ぎ?らしいから、ちょうどいいのかな。
end
友だちの思い出
こんな私でもあるんですよ。一応。
今現在、友だちとの連絡を断(た)ってしまったから、友だちとゆーより、友断ちだ。
正確には、こちらが断ったとゆうより、断たれたと言う方が合ってる気がしてる。
でもね、時々あの子達と過ごした日々を思い出して、少し笑顔になる自分がいる。
何十年経っても消えない思い出って、すごくありがたいと思う。
ただ、私にとっての楽しい思い出が、あの子達にとってもそうであるかは、わからないんだよね。
当然のことだけど、友であっても他人。心の内は手に取れないから。それに気付くのが遅過ぎたんだよね、どんだけ鈍感なんだよって。
それでも、わがままではあるけれど。
彼や彼女たちが私と一緒に過ごした日々を思い出した時、「しょーもない毎日だったけど、なんか楽しかったな」と、ほんの少しでも笑顔になってくれたらいいなと、心から思い願います。
end
星空
週に何度か、歩いてジムに通う。今の時期だと、まだ明るい夕方過ぎから。昼間のあの温度が下がり、ちょうどいい感じになる。
とは言え、蒸し暑く1分も経たないうちに、じわっと汗ばんでくる。着いた時には汗だくだ。額、首、背中など軽く拭いたら、自分なりのルーティンを一通りやる。
帰り道。
すっかり暗くなっている。
行きも帰りも、好きな音楽を聴きながらの片道30分弱のウォーキング。
行きは足取り軽く到着するのだが、ランニングマシンで走った帰り道は足が重い。
行きは良い良い、帰りはウォーキングデッドだ。
さぁ、あと少しで我が家、という所で「星が出ているかな」と空を見る。
出ていない。
今日は一日中晴れだったのにもかかわらず、ぽつりぽつりとまばらに見えるだけだ。
一言言わせてもらうと、私の住んでいるこの町は都会ではない。が、豊かな田園風景が広がる田舎でもない。典型的な地方都市だ。
都会の人が「星が見えない」と言うのはわかるが、地方在住の私が言うのは、「都会でもないくせに」と言われそうな気がする。
が、見えないのだから仕方ない。
汗だくで息切れしている。
「ちょっとくらい見せてくれてもいいんじゃない?」と心の中で愚痴っているうちに、我が家に到着。
お疲れさまでした。
end
神様だけが知っている
産まれてから今までの私の悪行、どこまでご存知なのだろう。
なんたって相手は“知らぬ存ぜぬ”が言い通せないお方です。
もう隠れることも言い逃れも出来ない。どーする?
ここは腹を括って素直に謝りましょう。
全身全霊で心を込めて。
「産まれてから今日までの悪行すべて申し訳ありませんでした。これからは心を入れ替え、人助けに精進します。どうぞお許しください。
でも聞いてください、あの時は仕方なかっ、」
アウトーend
この道の先に
この坂を登ってきたよ
道の別れ目、どちらを選ぶ
さきに待つのは君?私?
end