赤い糸
昔の恋愛マンガには必ずと言っていいくらい、このワードが出てきました。なのに今や死語と言うより、忘れ去られた言葉に分類されるのではないでしょうか。
当時と言えば、ロングヘアをなびかせ、大小の星が描かれた大きな瞳の主人公とその相手役(大概お金持ち)がテッパンでした。
そんな2人の恋の行き先にキュンキュンして。
でもそんな時代ど真ん中の私ですら、忘れてしまってた。(歳のせいではないと思う)
今時の子が知ったら「エモいんだけどー」とか言われそうです。(個人的見解)
今の恋愛マンガにおいての“赤い糸的存在”はスマホのようです。
主人公が恋愛成就するためにはまず相手の連絡先をゲットすることから始まります。
若しくは、落としたスマホを通りがかった男性が拾ってあげるとか。
スマホを忘れて家を出てしまい、道に迷ったところを通りがかった(好みのタイプの)男性が道案内してくれたりとか。
となったら、現代においての赤い糸って、スマホになるのでは?
おかしいな。
私、ほとんど一日中肌身離さず持ってるのになぁ。
繋がってる感が無いみたいですが?
結構な頻度で落とすからかなー。(故意ではない)
スマホ様、これからはぞんざいに扱うのを改めますから、そろそろ本気出して頂けないでしょうか。
end
入道雲
青い空に入道雲、きれいだなぁとは思うのですが少し苦手です。大きく迫力ある光景に何故かちょっとだけ恐れを感じたりして。
秋の訪れを告げる“羊雲”が好きです。ほんわかしたネーミングとか、ふわふわした形とか。蒸し暑い夏がやっと終わってくれるのかとホッとしたりして。
秋の訪れを告げる雲と言えば“鱗雲”もありますね。
私の中で鱗といえば、秦基博(はたもとひろ)さんのデビュー曲“鱗”です。ご存知の方も多いかと思いますが、初めて聴いたのはテレビで流れたミュージックビデオ。
美しい自然の中でギターを持って歌う男性の唯一無二のハスキーボイスと静かに始まり中盤から流れるように美しい旋律と演奏で盛り上がっていく曲に心を奪われたのを覚えています。今でも大好きな曲です。
車でこの曲を歌いながら暑い夏を乗り越えることにしよう。対向車の人と目が合った時に恥ずかしいやつね。おばさんたるもの気にしませんよ。
関係ないけど“羊雲”と“羊羹”て字、似てる。
で?って言われても困るんですが。終わり方が雑でごめんなさい。
end
夏
降雨の地にぽつり空蝉
じわりシャツ後に来夏
“の地に”と“後に”
気づいてくれましたか?
(だからなんだと言われても)
end
ここではないどこか
貴方に会いに行きたいです
会えたら、どんな話をしましょうか?
お互いの家族のこと、共通の趣味のこと、生まれてから今までのこと
きっと一晩では語りきれない
でもきっと叶わない
そんな日を待ちわびて過ごすのもいいのかな
end
君と最後に会った日
“君”とは誰のことだろう。
数え切れないほどの人達と出会って、別れてきたから、わからなくなってしまった。
これからもまた出会って別れて、を繰り返すのだろうけど、誰が1人くらいは私との最後の日を覚えてくれてたら嬉しい。
もしそうだとしても、それを知ることはないんだけどね。
それでも、陽の当たらない人生を送っている私にとってはすごく嬉しい。
だれかにとっての“君”が私なんて、素敵じゃないですか?
end