2/23/2023, 6:17:18 AM
『太陽のような』
君に焦がれては追い駆けた
眩い宝物で溢れた日々よ
凍える黒闇をも照らして
安らかな終焉を祈ってほしい
2/22/2023, 4:58:35 AM
『0からの』
積んで重ねて繰り返す
パッと散っては元通り
はじめまして
どうぞよろしく
2/19/2023, 2:13:06 PM
『枯葉』
キシリ、キシリ、と
歩を進める度に鳴るのは
裸の枝に見捨てられた私
2/18/2023, 10:28:17 AM
『今日にさよなら』
雨垂れは打つ
鐘の音も掻き消して
陽はその光彩を隠すのだ
(前提として)
白の密室
無人の椅子
白紙の便箋が一枚きり
(雨は止まない)
温度のない記憶
微笑みと掌
色彩の置き土産
「ーーーー」
音もなく囁いて
零れた吐息に重ねる
明日の木漏れ日に逢いたかった。
2/18/2023, 4:42:28 AM
『お気に入り』
大切に大切にしまっておくわ
誰の目にも触れないように
誰にも奪われてしまわぬように
私だけを見て
私だけを思って
私だけを殺してね