しろ

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4/16/2025, 11:13:53 PM

遠くの声

何かに突き動かされるように、遠くから指示される、
見知らぬものの指令に導かれた

暗い闇の世界

なぜだか、一寸の光があるようで、その先が見たくなった

でも遠くの声はいつか聞こえなくなった

現実に戻ってきた

あの遠くの声はなんだったのだろうか

自分の中に潜む悪魔が呼び寄せたのか

その瞬間、確かに共鳴しているかのように思えた

でもそれは嘘の世界

現実ではない

悪魔は消えた

4/15/2025, 11:07:46 PM

春恋

私は春が嫌い。
春にはいい思い出があまりない。

恋がしたいなんて思わない。
ただ、平穏に暮らしたい。
誰にも干渉されず。

働き、ご飯を作り、食べる
よく眠る

それだけでいい
それがいい

4/14/2025, 12:25:28 PM

未来図

ずっとこのまま変わらないのが予想されるのなら、

少しの勇気を振り絞って
未来図を書き換えてみたい

4/13/2025, 2:32:50 PM

ひとひら

ひとひらの花びらが舞い降りてきた

彼女は、上を見上げた

桜が咲いていたことに気づいた瞬間だった

部屋に閉じ籠り、

布団の中でうずくまり、

夜が来るのをずっと待っていた

朝が来なければいいとずっと願っていた

ある日、外に出なければいけない用事ができて

重い体を起こして、外に出た

ひとひらの花びらがはらりと落ちて来た

春が来て、桜が咲いていることに気がついた

4/11/2025, 2:02:32 PM

君と僕

僕は心配が過ぎて、君を追い詰めてしまった
君は僕から離れて行ってしまう気がするんだ
素直に心配なんだと、伝えることができない
こんなにも愛してるし
話を聞いてくれるのも君しかいないのに

僕は問い詰めることがやめられない
君のどんな些細なことでも知っておきたいし

いつも僕のことだけを思っていて欲しい

なのに、僕が君を苦しめたから

君は自由になりたいと言った

君は壊れてしまった

でも、君は戻ってきた

君は僕が思っていたような人ではないし、
僕も君が思っていたような人ではないかもしれない

だけど、君は僕がいいという

僕には理解できない

けれど、君が側にいる限り、
僕の話し相手は、君しかいないんだと悟った

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