しろ

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2/28/2025, 2:49:40 PM

「あの日の温もり」

あーなた、愛してくれた
まーるで、ひだまりでした

この歌詞を思い出す

うんと昔、とても気の合う友達以上恋人未満の人がいた

その人はいつも穏やかで、
怒ったとこは見たことなかった

愛だとは気付かなかった

恋愛経験が乏しかったからか、
内面が成長してなかったからか、
本を読んでその分野に関しては勉強したり、擬似体験してなかったからか、

いくつも理由は書けるけど

その人がしてくれてたことを思い出すと、

それは愛からくるものだったんだなと思う

ただの恋愛ではなく

相手を思う、愛

だから、私から離れていったんだ

今なら、ちゃんと理解できる。

そして、年老いた今の私

思い出すと心がじんわり暖かくなる

あの日の温もり、

それはその人が与えてくれてた手の温もり

2/26/2025, 1:10:23 PM

「記録」

君には話していないけど、
君のことは全て心のノートに記録してある。
どんなに頑張って消そうとしても消えない。

初めて君からプレゼントをもらった時、その場で開けて身につけて見せたら良いのに、私は舞い上がってしまって、そのまま持って帰ってしまったね。
渡してくれた場所、景色、全て覚えてる。
次に会った時に私は身につけて行った。
そっと髪をかきあげて、ほんの1秒くらい見つめている君がいた。
確かエスカレーターでの移動中の出来事だったと思う。

あの頃には戻れないけれど、
私の数少ない、大切な記録

2/24/2025, 11:28:21 AM

「一輪の花」

僕は一輪の薔薇を花屋さんで買った。

今日は彼女に思いを伝えようと思う。

その時まで、僕はこっそり後部座席の下に、薔薇を隠していたのだけれど、

助手席に座る彼女が今日はやたらと後ろを振り向くから、
薔薇が見つからないか、ヒヤヒヤしてた。

「君のことが好きだから、彼女になってほしい」
そう言って、一輪の薔薇を差し出した。

彼女は一瞬戸惑ったようで、
1週間、返事は待ってほしい、そう言った。

考えさせてはいけない。
今、OKがほしい。

僕は思わず彼女を抱きしめた。
いいよね?

彼女は照れてるようで、頬を赤らめながら、こくり、とうなづいた。

あれから月日は流れ、今でも僕の側にはいるものの、彼女は僕をいつも不安にさせる。

彼女に愛されてるという実感がないのだ。

だから、不安になるたび、彼女を抱きしめる。

彼女は何を考えているのか時々わからない。

全く別人のように感じてしまう。

僕の側にいつまでもいてほしのに、僕はそのことをうまく伝えられない。

彼女はというと、
ずっと彼の側にいたいと思っているのに、うまく伝えられていない。

結局は似たもの同士なのかもしれない。

一輪の花から始まった、僕と彼女のお話はいつまで続くのかな。
ずっと、ずっと続いたらいいのにな。この先も、ずっと、ずっと。

2/22/2025, 1:32:05 PM

「君と見た虹」

虹を一緒にみたことはないけれど、虹が出たことを知らせたくてある人に送った。

つくしが生えたよ、
藤が咲いてるよ、
金木犀が咲き始めたよ、

季節を感じる会話をした。

LINEを送り過ぎてごめんなさいと言ったら、その人は
いつでも送って大丈夫と言ってくれた。

でも、今考えたらやはり、少しは遠慮するべきだったかな、と思う。

私が心の中で見たその人と見た虹は、大きくて、気持ちが晴れやかになるようなものだった。

現実になることはきっとないだろう。

ただ、季節の移り変わりを
共に感じたいだけ。

それだけでよかったのに、
次から次へと色々と希望のようなものが湧いてきてしまって、
私は壊れた。

どこにあるのだろうか、私の心のブレーキは。
見つけてちゃんと舵を取れるようになりたい。

2/21/2025, 3:24:21 PM

「夜空を駆ける」

大きく羽ばたいて、夜空を駆ける。そんなことができたらなぁ。

夜は静かだし、誰にも気付かれず、超高速スピードで、行きたいところへ自由に飛んでいく。せめて夢の中でもいい、そんなことができたらなぁ。

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