これで最後
これで最後と言っているのに....
何度も高い高いをせがむ姪....
「もう一回 もう一回して!」と手を
僕の方に伸ばし 抱っこを催促する。
僕は、「これで本当に最後だよ!」と言い聞かせ最後の高い高いをする
すると姪が僕の首に抱き付いて来て.....
「おじちゃん 今度 いつ会える....」
と僕の耳元で弱々しく囁くので
僕は、優しく姪の後頭部を撫でて....
「また帰省した時に会えるよ!」と毎年
言い聞かすのが帰省した時の僕の常と
なっている.....。
やさしい雨音
ピチャッ ピチャッ チャプ チャプ
ラン ラン
新しい長靴 新しいレインコート
新しい傘 何もかも新しい雨具に
心も体もウキウキと弾む
小さく雨音が響く 天気は、決して良いとは言えないのに ピカピカな雨具三点
セットが雨を待ってましたと輝く
そんなはしゃぐ 少女の心を優しく見守る様に雨粒達が 少女の傘に静かに滴を
落とす。
優しくこんにちはと歌う様に少女に優しく
雨音が語りかけた。....
まって
まって~ェーーッ 何も思い付かないよ~ぉっーーっ
なのに後もう少しでこのアプリの新しい
テーマが更新されて今日の分が終わっちゃうよ~なのに何も思い付かないよ~ぉ~
早くしないと7時になって終わっちゃうよ~
キープして後でまとめてやれば良いのかも
しれないけど..... それはそれで思い付かないよ~っ まって~時間よ止まってェーー
過ぎていかないでーーェーー
ヘルプミーったすけてェェーーっ....
まだ知らない世界
私の世界は、白い天井 白いベッド
白い服を着た人達
病院のベッドの上 白衣のお医者さん
これが私の世界 いつだって私の
知らない世界は、窓の外に広がっている
窓の外の世界が私の想像や妄想を掻き立てる世界なんだ.....
羨ましいけど....私は、此処から出られ無い
きっと死ぬまで....
死んだら私は、風になって何処までも
何処までも 飛んで行く
きっとまだ見ぬ世界を探す為に私は、
生き生きと飛んで行くのだ.....。
手放す勇気
箱の中に詰まった 沢山の手紙
貴方がくれたラブレター
宝石箱の中にある 色とりどりの宝石達
デートのプレゼントに贈られたネックレス
婚前に贈られた 婚約指輪
クローゼットの中にある 貴方好みの洋服達 貴方に可愛く見られたくて
デートの前の日 何時間も悩んで
コーディネートを決めたっけ....
でも.... それも もうお終い
貴方への未練を手放す勇気が出来たから....
もう貴方との事は 終わりにするね....
バイバイ こうして私は、
彼との思い出を手放し 新天地へ足を向けた。!!